巨人・原監督うれしい悲鳴! 3連弾の岡本和に「5打席くらいで分散しても…」

前夜からの3打席連発に、笑顔がこぼれる巨人・岡本和(左)

巨人は12日のロッテ戦(ZOZOマリン)に11―4で快勝し、交流戦の勝率を5割(7勝7敗3分け)に戻した。

チームとしては4月27日のヤクルト戦(神宮)以来となる2桁得点。3回には7連打で7得点を挙げる猛攻もみせたが、何と言っても2打席連続で3ランを放ち、4打数3安打、6打点と大爆発した主砲・岡本和真内野手(24)の活躍が光った。

前夜の最終打席から数えれば、自身初の3打席連続アーチ。その前夜の一発の後には、原辰徳監督(62)が本人に「5打席に1回くらい、ああいうバッティングをしてくれないか?」とお願いしたことを明かしていた。独特なハッパをかける意味合いもあったはずだが、いざフタを開けてみれば、5打席に一発どころか怒とうの3打席連発…。

この日の試合後は「もう見事ですね」と活躍ぶりを絶賛しつつも、想像をはるかに超える〝アーチラッシュ〟に「5打席くらいで分散しても…。分けてもね。5打席だったら分割でいいね」と満面の笑みだった。

もちろん、一発を打ってくれることに一切の不満はない。ただ、同じ本数の本塁打を放ってくれるのであれば、固め打ちよりも定期的に打ってくれる方がチームとしてはありがたい…ということなのだろう。

ジョーク半分のぜいたくな〝悩み〟ではあるが、主砲のひと振りでチームが活気づくことも確か。勝ち越しをかけた13日の交流戦最終戦に向け、最後は「(菅野)智之が投げるしね。しっかり戦いたいと思います」と表情を引き締めた。

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