中日が１２日の西武戦（メットライフ）で３ー７と完敗を喫し、球団初の交流戦優勝が消滅した。
初回の大量失点が最後まで重くのしかかった。今季初登板となった先発・岡野が初回にいきなり５長短打を浴びて６失点。三ツ俣、高松の失策が絡むなど足を引っ張られる形となり、結局４回７安打６失点（自責４）ＫＯされた。
試合後、与田監督は「そこはしょうがない。エラーも野球だから。それを投手が踏ん張ってあげないといけないし、仕方がない」とし、次回も一軍で岡野に登板機会を与えるのかに関して「それはこれから考えます」と話すにとどめた。
打線は２回にすぐさま４安打を集中して２点を奪ったが、指揮官は「あそこでもっと何点か取れれば良かったけど。ああいう攻撃ができるようになってきているので。（８回に）桂にも本塁打が出たし、攻撃陣も少しずつ感じが良くなってきている」と手応えを感じている。
しかし、２回に中前適時打を放ちながらも初回に手痛い失策を犯した高松について「若い選手にそんなに高いものばかりを求めてしまっては、かわいそうなところもある。できるようになってきたことを徐々に自信にしてもらえればいい。昨日もいい活躍をしたし」と期待を寄せる。
この日、オリックスが勝利し、交流戦優勝を逃したことに与田監督は「本当、毎日順位の話は…。何とか記事にしたいんだろうけど。とにかく明日勝つことだけ。それだけです」と悔しさを押し殺すように話した。
