【スターダム】王者・詩美 朱里と決着つかず…合計43分超の激闘で両者KO

詩美(右)と朱里の一騎打ちは、延長戦でも決着がつかなかった

女子プロレス「スターダム」の12日・大田区総合体育館大会で、ワールド王者・林下詩美(22)が朱里(32)と40分を超える激闘の末、両者KOによる引き分けで辛くもV5に成功した。

両者フルに攻め続けたが、30分では決着つかず。すると朱里からの「私はまだまだやれるぞ。やりたりねえよ。ピンピンしてるよ! 林下詩美はこのままでいいのかよ。そんなんで、世界の林下詩美を名乗る気か。どうなんだよ」との挑発に詩美も「こっちだってな、まだまだピンピンしてるんだよ。お前こそこれ以上やったってひれ伏すだけだぞ。それでもいいっていうならもう1ラウンドやってやるよ」と返答。協議の結果、延長戦が決定した。

延長戦は死力を尽くすものとなったが、最後は13分19秒で詩美のラリアートと朱里のバズソーキックが交錯して、共に起き上がれず引き分けとなった。すると試合後、詩美が「防衛はしたけど、勝てなかった。このままじゃ、まだまだ私も世界の詩美なんて…」と話していたところ、大江戸隊を率いる刀羅ナツコから挑戦表明を受ける。これに「このベルト、挑戦させてやってもいいけど、私はSTARSとは違う。てめえに好きなようにはさせねえから」と応じ、V6戦での激突が決定的となった。

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