「アフターコロナを見据え」 ORC創立60周年 搭乗客に記念品配布

搭乗客に記念品を配布する社員ら=長崎空港(ORC提供)

 長崎県内の離島などを結ぶオリエンタルエアブリッジ(ORC、大村市)は12日、創立から60周年を迎えた。新型コロナウイルス禍を受け式典は開催せず、搭乗客に記念品を配るなどして節目を祝った。
 同社は1961年設立の第三セクター長崎航空が前身で、2001年に社名を変更した。現在はボンバルディア機DHC-8-201型(乗客定員39人)3機(予備機含む)を保有。全日空からのリース機と合わせ、県内の離島や福岡、宮崎、小松(石川県)を結んでいる。
 この日は長崎空港で、社員が搭乗客らに記念品を配布。ホームページには日野昭社長のメッセージや中村法道知事ら関係者の祝辞を掲載した。今後、長崎航空やORCに関する「思い出の写真」を募集する企画をはじめ記念事業を実施する予定という。
 日野社長は取材に「60周年を迎えられたのも、島の方々をはじめいろいろな人の支援があったからこそ。交流人口の拡大を目指し、アフターコロナを見据えたさまざまな施策に取り組んでいきたい」と述べた。

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