逗子の「味力」日替わりで 地元飲食店のオリジナル弁当が人気

多彩な弁当がずらりと並ぶ「逗子まんぷくカーニバル」=逗子市逗子

 新型コロナウイルスの影響が長引き飲食店が打撃を受ける中、神奈川県逗子市の飲食店主らが各店の魅力を詰め込んだオリジナル弁当を売り始めた。「逗子まんぷくカーニバル」と銘打ち、今月1日から毎日、JR逗子駅前広場で開催。住民にとっては地元の多彩な味を発見する機会になり、店主たちは「なかなか飲食店に行けない人にも地域の味を届け、コロナ禍でもできることをしていきたい」と前を向いている。

 おでんのジャガイモもやちくわをつぶしたおでんコロッケ弁当、葉山町で農家が育てる最高級黒毛和牛の葉山牛を使ったシュウマイ弁当、爆盛り唐揚げ弁当。おでん酒場や定食屋、フレンチビストロなど9店が参加し、個性あふれる弁当などが日替わりで並んでいる。

 早速人気を呼び、毎日20食ずつ用意しているが、平日でも昼には完売する日もある。

 6月末まで続け、反響があれば延長も検討する。鶏料理店などを営む愛良人(ながと)さん(42)は「飲食店同士のつながりを広げ、今後も面白い取り組みや助け合いができれば。できることをやって盛り上げていきたい」と話す。

 午前10時半から午後1時半まで。荒天中止。

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