菊池7回無失点も4勝目ならず ブルペン崩壊で逆転負け

【マリナーズ4-5xインディアンス】(延長10回タイブレーク)@プログレッシブ・フィールド

マリナーズの菊池雄星は前回登板で右膝に打球を受けて負傷降板し、状態が心配されたものの、ローテーションの順番を守ってインディアンス戦に先発。7回94球を投げて被安打3、奪三振6、与四球3、失点0の好投を見せ、降板した時点でチームは4点をリードしていた。ところが、ブルペンが崩壊。8回裏に1点、9回裏に3点を奪われて菊池の今季4勝目は消滅し、10回裏無死満塁から4番手ポール・シーウォルドのピッチャーゴロ悪送球でサヨナラ負けを喫した。

初回にディラン・ムーアの押し出し四球で先制したマリナーズは、3回表にジェイク・フレイリーの3号2ラン、7回表にはムーアの6号ソロが飛び出し、4点をリード。菊池は2回裏一死1・2塁、3回裏二死1・2塁と2イニング連続でピンチを切り抜けると、4回以降は走者を1人しか出さず、トータル94球で7イニングを無失点に抑える見事なパフォーマンスを披露した(防御率3.67)。

ところが、2番手ケンドール・グレイブマンが8回裏にセザー・ヘルナンデスに10号ソロを浴びて今季初失点を喫すると、9回裏に登板した3番手ラファエル・モンテロは簡単に二死を取ったあと、連続四球からの連続タイムリーであっという間に3失点。早くも今季6度目のセーブ失敗となった。タイブレークに突入した10回表は無得点に終わり、10回裏は4番手シーウォルドがヒットと敬遠で無死満塁の大ピンチ。ここでハロルド・ラミレスの打球はピッチャーゴロとなったが、シーウォルドから捕手への送球が逸れ、三塁走者がサヨナラのホームを踏んだ。

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