フィンランド戦で失神したエリクセン、チーム医師は容態安定を報告「搬送の際に会話ができた」

 デンマーク代表のチームドクターは、フィンランド戦で失神したクリスティアン・エリクセンは、容態は安定し病院で検査を受けていると報告した。

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 29歳エリクセンはEURO2020グループステージ初戦フィンランド戦で、前半終了直前に卒倒。意識不明となりメディカルスタッフがピッチに入り心肺蘇生の応急措置を行った。デンマーク代表の選手他はエリクセンの周りに壁を作り様子を遮り、呆然としたサポーターの中には涙する人もいる中、チームドクターが状況を説明。「私たちがクリスティアンの下に着いた時、すぐに意識がないことがわかった。救命措置を行い、病院に運ばれる前には私と話をできるまでに回復した」と報告している。

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 EUROの大舞台で起きた緊急事態に、UEFAのアレクサンダー・チェフェリン会長は声明で、「このような瞬間は、人生の全てを見通している。クリスティアンの1日も早い回復を祈ると共に、彼の家族の強さと信念を持てると祈っている」と発表。エリクセンが所属するインテルはTwitterで、「Forza、クリス。私たちは君と共にいる」と激昂のメッセージを投稿している。

デンマーク代表チームドクターがエリクセンの無事を報告 Photo Friedemann Vogel - Pool

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