バンク(ばんく)

「バンク」(ばんく)とは、アニメや特撮作品で、一部の映像を貯めておき、使い回すこと。使い回されるシーンを「バンクシーン」「バンク映像」「(省略して)バンク」などと呼ぶ。

意味

「バンク」(ばんく)とは、アニメや特撮作品で、一部の映像を貯めておき、使い回すこと。

流用されるシーンを「バンクシーン」「バンク映像」「(省略して)バンク」などと呼ぶ。変身や必殺技など、毎回ある定番シーンをバンクとして流用することが多い。

他にも、回想シーンのように新たに映像を作るより、元々の映像を使ったほうが自然に見える場合などにも活用され、スタッフ間での指示に「回想バンク」のように書かれることも。

バンクの名付け親は手塚治虫!

語源は英語の「bank」(=銀行)。

銀行の預金のように、必要に応じて引き出すことから。

テレビアニメ『鉄腕アトム』第1期の制作中に、手塚治虫が「バンクシステム」と命名した。

同じシチュエーションのシーンを使い回すことで、制作コストを削減できるメリットがある。アニメに限らず、ドラマのスタントシーンや合戦シーン、漫画制作でもバンクは見られる。

また、映画や特撮などの実写では、バンクをライブフィルムと言い、アニメ同様に変身や必殺技などの定番シーンで用いられている。

ライブフィルムの「ライブ」は「ライブラリ」から。

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