幕張の洗礼を浴びた。巨人が13日のロッテ戦(ZOZOマリン)に4―5で敗れ、首位・阪神とのゲーム差が「7」に拡大。先発したエース菅野智之投手(31)は3回途中4失点でまさかのKO負けとなった。
復帰2戦目となったこの日は、初回からロッテ打線に苦しめられた。一死からマーティン、中村奨に連続四球を与えると、続く角中に適時二塁打を許して先制点を献上。レアードにも犠飛を放たれ、この回2点を失った。
2回こそ三者凡退に抑えたが、3回には先頭打者の荻野に打球を左翼スタンドまで運ばれると、再びレアードに犠飛を放たれて計2失点。ここで原監督に交代を告げられると、18番は静かにマウンドをあとにした。
試合後、指揮官は「なかなか先発投手がゲームを作れなかったと。4点というのがね、自分の中でデッドラインだなーと思ったんでね」と交代のタイミングについて説明。宮本投手チーフコーチも「この幕張のウインドに負けたって感じかな。ペースを乱されたなって感じで。それで修正ができなかったっていうところですね」と、幕張名物の海風を敗因の一例として挙げた。
次戦は20日の首位・阪神との試合(甲子園)で先発予定。「やるべきことをしっかりやって、また次に行くしかないです」と、投手陣の大黒柱が3度目の正直で巻き返しを誓う。