減らぬインドの性犯罪、悪いのは女性? 当局関係者の発言に、現地市民激怒

©株式会社 Record China

2021年6月11日、環球網は、インドで女性に対する性的暴行事件がまん延している問題で、政治家らが原因を女性側にあるとしていることで市民から怒りの声が出ていると報じた。

記事は、ロシアメディア・スプートニクの10日付報道として、インド政府のさまざまな取り組みにもかかわらずインド国内では女性への性的暴行事件が引き続き多発しており、2017年に比べて女性を狙った犯罪件数が25%増加していることがデータで明らかになったと伝えた。

また、インドの政治家や当局の関係者が「女性は服装を考えて外出し、安全を確保すべきだ」などとし、この問題の責任を女性に押し付けるケースがしばしば見られると指摘。最近ではウッタル・プラデーシュ州の女性委員会メンバーが、女性を狙った犯罪が多いのは「女性がスマートフォンを使い過ぎているから」だとし、「母親は自分の散漫な注意力を改め、娘のスマホ使用を監視しなければならない」などと発言したことを紹介している。

そして、このメンバーの発言に対してインドのネットユーザーから「女性や母親が犯罪を呼び込むという考え方は、女性蔑視、父権主義の表れ」との批判が飛び出したと伝えた。

さらに、近年ではこのような女性を狙った犯罪の原因に対する「不可解な解釈」が相次いでおり、2012年10月にはハリヤナ州の官僚が中国製食品をやり玉に挙げて「インスタント食品がこのような事件の発生を促している。焼きそばを食べるとホルモンバランスが崩れ、衝動的な行動を引き起こしやすくなるのだ」と主張し、「学校教育を受けたインド国民全員に衝撃を与えた」としている。(翻訳・編集/川尻)