シンガーソングライターの松崎真人が、'70～'90年代の日本の曲・日本語の曲を中心に"厳選かけ流し"（イントロからアウトロまでノーカット）でお届けするSTVラジオ『MUSIC☆J』。12日のOAの9曲目。時刻は19:55頃、この時期の札幌では陽が落ちて西の空が黄昏色にまだ染まっている時間に掛けたのが、この曲です。
M09「トワイライト・アヴェニュー／スターダストレビュー」（楽園音楽祭2019大阪城音楽堂LIVE）
曲が終わって…
松崎：ボーカルにもの凄い余裕がありますね。(根本)要さん、素晴らしゅうございます。1983年にオリジナルのシングルが切られているんけど、先ほど聴き比べましたら、この2019年の楽園音楽祭のバージョンは、バンドのキャリアがそうさせたのだと思いますが、テンポが気持～ち、ゆっくりなんです。ほんの気持ちね。この「ほんの気持ちゆっくり」って、なかなか出来ないんですよ。
松崎：特にシングル曲の場合は、演奏する機会も多いので、むしろお客さんのノリを引き出そうとして、シングル曲は若干、テンポが前に（早く）行きがちなんですが、スターダストレビューのような横綱級のライブバンドには、そんな甘っちょろいコトは通用しないと。大人の"BPM2落ち"(注)くらいな感じで、聴いてても気持ちよかったんじゃないかと思います。
松崎：スターダストレビューのようなバンドは、コロナが明けたら生で見たいバンドの一つですよね。
(注):BPM＝音楽分野で Beat Per Minites。1分あたりの拍数。
【12日のプレイリスト】
M01「悲しみにさよなら／安全地帯」
M02「Diamonds／PRINCESS PRINCESS」
M03「1mm／Perfume」
M04「ダーリング／沢田研二」
M05「セーラー服を脱がさないで／おニャン子クラブ」
M06「桃色片想い／松浦亜弥」
M07「初夏／ふきのとう」
M08「うみ（Sea）／まりおん」
M09「トワイライト・アヴェニュー／スターダストレビュー」（楽園音楽祭2019大阪城音楽堂LIVE）
M10「LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜／サザンオールスターズ」
M11「サマータイムブルース／渡辺美里」
M12「SUMMER SUSPICION／杉山清貴&オメガトライブ」
M13「岬めぐり／山本コータローとウィークエンド」
M14「積丹半島／天童よしみ」
M15「長い髪の少女／ザ・ゴールデン・カップス」
M16「恋人たちにブルースを／ザ・ジャガーズ」
M17「片想い／中尾ミエ」
M18「全部このままで／JUN SKY WALKER(S)」
M19「Maybe Blue／ユニコーン」
M20「バラッドをお前に／THE MODS」
M21「SOLITUDE／中森明菜」
M22「LUKA／SUZANNE VEGA」
M23「the railway song／Birthday Suit」
M24「思いのままに／オフコース」
M25「化粧／中島みゆき」
M26「二人歩記／長渕剛」
M27「片想い／浜田省吾」
M28「お祭りマンボ／美空ひばり」
M29「緑酒／東京事変」
M30「ドリフのビバノン音頭／ザ・ドリフターズ」
＜松崎真人の編集後記＞
「トワイライト・アヴェニュー／スターダストレビュー」作詞を竜真知子氏に振っているあたり、バンドのアイデンティティーが損なわれるリスクを冒して勝負に出た曲に聴こえる。そして危機を乗り越えた次のシングルが「夢伝説」。多くのバンドやアーティストが、このリスクに挑戦し、あるいは拒絶して、あるものは成功し、あるものは挫折する。音楽業界は、そんな死屍累々の上にそびえ立つ金の塔だ。（松崎真人）
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MUSIC☆J
放送局：STVラジオ
放送日時：毎週土曜 18時00分～21時00分
出演者：松崎真人（まつざき･まこと）：シンガーソングライター（北海道出身）
70年代～90年代の日本のポップス･日本語のポップスを中心に"厳選かけ流し"でお届け。パーソナリティは、北海道出身のシンガーソングライター･松崎真人。音楽への深い造詣と知識に裏打ちされた含蓄あるトーク、選曲の幅広さでリスナーの支持を全国に広げている。松崎の"微妙な滑舌"も病みつきになるかも。（ナイターオフ期は、火～金19:00からで、広島･RCCラジオでも同時ネット）。
※放送情報は変更となる場合があります。
