スイス生まれの小型三輪EV、1回の充電で100キロ走行 運転不安な高齢者の利用目指す

イベンタスが取り扱いを開始した小型三輪EV「キーバス」=鎌倉市

 電気自動車(EV)販売代理業のイベンタス(神奈川県鎌倉市)は、スイスの小型三輪EV「キーバス」の取り扱いを開始した。乗用車の運転に不安を抱える高齢者の利用や、物流現場への導入を見込んでいる。

 スイスのEVメーカー、キーバスとの間で正規代理店契約を締結した。同社の小型三輪EVは、ハンドルのスロットル操作で発進と停止が行え、手を離すと自動でブレーキがかかる仕組み。積載スペースを備えているため、スイスやドイツの郵便配達現場などで活用されているという。

 1回の充電で走れる距離は100キロ程度で、最高時速は45キロ。運転には普通自動車免許が必要。一般家庭のコンセントで充電できる。

 イベンタスの担当者は「環境保護にもつながる製品。幅広い層に広めていきたい」と話している。

 価格は94万6千円から。問い合わせは、同社電話046(745)1231。

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