レッズ・グリーンがAAA級昇格 2017年全体2位指名の有望株

メジャーリーグ公式サイトでレッズを担当するマーク・シェルドン記者によると、レッズの球団内2位の有望株であるハンター・グリーンがAA級チャタヌーガからAAA級ルイビルへ昇格することが決定したようだ。日本時間6月15日もしくは16日にAAA級への昇格が正式発表される見込みとなっており、ロイヤルズ傘下AAA級オマハとの6連戦のどこかで先発予定。2017年ドラフト全体2位で指名された有望株がまた一歩、メジャーの舞台に近付いた。

現在21歳のグリーンは「MLBパイプライン」によるプロスペクト・ランキングで球団2位・全体57位にランクインしている有望株。今季はAA級ルイビルで開幕を迎え、7試合に先発して41イニングを投げ、5勝0敗、防御率1.98、奪三振60、与四球14、被本塁打2、WHIP1.00と素晴らしい成績を残している。現時点での最終登板である日本時間6月12日のマーリンズ傘下AA級ペンサコーラとの試合では最速102マイルを計測し、6回2安打無失点の好投で勝利投手となった。

自身のツイッターに「素晴らしい経験をさせてくれたこと、僕の面倒を見てくれたことについて、チャタヌーガの全ての人々に感謝したい」と記したグリーンは前回登板の試合後、「僕が今、集中して取り組んでいるのは2番目の球種を向上させることだ。チェンジアップを信頼してもっと頻繁に投げられるようにしたい。スライダーも完璧に仕上げてどんなカウント、どんな状況でも投げられるようにしたい」と自身の課題について語っている。

ドラフト時は二刀流選手としても注目されたグリーンだが、プロ入り後は投手に専念。プロ2年目の2018年に右肘の内側側副靭帯を痛め、2019年4月にはトミー・ジョン手術を受けた。今春はメジャーのオープン戦で初登板し、最初の3球がスピードガンで101、102、103マイルを計測。速球のスピードは申し分ないだけに、課題の変化球を向上させることができれば、今季中のメジャー昇格も見えてくるだろう。

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