ワクチン大規模接種 長崎大病院、医師らのチーム派遣

接種開始を前に意気込みを語る長崎大学病院研修医の白髭さん(右)と梅村ゆりあさん=県庁

 長崎大学病院(中尾一彦病院長)は12日に始まった県独自の新型コロナウイルスワクチン大規模接種に合わせ、医療従事者の派遣チームを結成。初日は長崎会場(県庁)に中尾病院長ら医師と歯科医師計9人(研修医4人含む)を派遣した。
 若手医師の教育などを目的に県内16の臨床研修病院で構成する新・鳴滝塾(会長・中尾病院長)に県が派遣を要請していた。
 ワクチンとビクトリーの頭文字を取って「Vチーム」と命名した。7日現在、同院に所属する医師、歯科医師、薬剤師、看護師、事務職員計111人が登録。このうち34人が研修医という。
 12日に接種を担当した研修医の白髭浩之さん(25)は「感染を抑え込むためにVチームを結成した。大規模会場ができ、これまで以上に接種が進むと思う」と話した。
 Vチームは7月下旬までに延べ168人を長崎会場に派遣予定。県北会場(佐世保市)には佐世保市総合医療センター、佐世保中央病院などから派遣される見込み。


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