中国東方航空グループの子会社Eastern Air Logistics(EAL)がA株市場に正式上場

China Eastern Air Logistics Co., Ltd.(東方航空物流)(601156. SH)の株価は9日、上海証券取引所で値幅制限の1株当たり22.71元(3.55ドル)まで上昇した

AsiaNet 90027 (1328)

【上海2021年6月11日新華社=共同通信JBN】6月9日、China Eastern Air Logistics Co., Ltd.(東方航空物流、EAL)(601156. SH)は上海証券取引所のメインボードに上場し、「航空の混合所有改革の最初の株式」を発行した。株価は上場日に44%急騰し、上海証券取引所で値幅制限の1株当たり22.71元(3.55ドル)まで上昇した。

Eastern Air Logistics(EAL)は中国東方航空グループ(China Eastern Airlines Group)の最も新しい総合物流サービス企業である。目論見書によると、EALの主事業は航空物流の総合サービス事業で、航空特急便輸送、貨物ターミナル運営、マルチモード輸送、倉庫、国境を越えたeコマースソリューション、業界間プロジェクトサプライチェーン、航空特殊貨物ソリューション、産地直送ソリューションなどの事業機能を統合している。

2020年末までに、Eastern Air Logisticsの子会社であるChina Cargo Airlines(中国貨運航空)は貨物機10機と旅客機725機を含む十分な貨物資源を擁している。SkyTeam(スカイチーム)、コードシェア、SPA(特殊比例分担)協定により、路線ネットワークは世界170カ国の1036の目的地に達している。Eastern Air Logisticsは17の自社運営の貨物ターミナルを有し、12の空港をカバーする。そのうち、上海浦東国際空港と上海虹橋国際空港はEALの主要拠点であり、上海浦東空港は貨物と郵便物の処理能力で世界3番目に大きな空港である。

2016年から2020年までの財務データによると、Eastern Air Logisticsの営業収入は58億3700万元から151億1000元に増加し、平均年間成長率は26.84%だった。総利益は4億8500万元から36億3800万元に増加し、年間利益成長率は65.48%に達した。資産負債率は85.88%から37.39%に低下し、純資産は6.72倍増加した。損失が続いた受身的な状況を一気に逆転させ、会社の活力、収益性、リスク耐性も大幅に向上した。

国際航空運送協会(IATA)によると、2021年1月の世界の航空輸送データでは、世界の航空貨物需要は2019年1月の水準を超えた。IATAのWillie Walsh事務局長は、航空貨物需要はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)エピデミックの危機からの回復にとどまらず、成長し続けていると述べた。航空貨物が直面する主な課題の1つは、十分な能力の確保である。同事務局長は、旅客需要の回復を把握することで航空貨物能力の見通しを明確にすることができ、航空貨物オペレーションの効率的な配置が全面回復のカギになると語った。

Eastern Air Logisticsは世界的な路線ネットワーク、輸送能力の方向性、および航空機の編成を柔軟に調整することにより、ワクチンや重要な資材の輸送を優先していることが知られている。EALは20カ国以上に路線を展開し、あらゆるエピデミック対策を実施した便を運航して、7万トンを超す医療用資材を輸送してきた。

ソース:China Eastern Airlines Group

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(写真説明:China Eastern Air Logistics Co., Ltd.(東方航空物流)(601156. SH)の株価は9日、上海証券取引所で値幅制限の1株当たり22.71元(3.55ドル)まで上昇した)

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(写真説明:China Eastern Air Logistics Co., Ltd.の貨物専用機)