作曲家の小林亜星が心不全のため死去

多くのCM音楽やテレビアニメ主題歌を手がけ、都はるみのヒット曲「北の宿から」などでも知られる作曲家の小林亜星が、5月30日に心不全で死去した。88歳だった。

小林亜星は「北の宿から」をはじめ日立グループ「日立の樹」、アニメ『魔法使いサリー』や『ひみつのアッコちゃん』の主題歌など数々の名曲を生み出した。最盛期は1年に300曲を制作し、生涯で手掛けた作品は6,000曲を超える。また、俳優としてもTBS系ドラマ『寺内貫太郎一家』に主演するなどマルチに活躍。同ドラマでは、彼が演じる昭和の頑固オヤジがはまり役でシリーズ化されるほど人気を集めた。

所属事務所によると、5月30日の早朝、自宅で転倒した姿で見つかり緊急搬送されたものの、心不全で帰らぬ人になったという。それまでは大病などもなく、自宅で妻と暮らしていた。告別式はすでに近親者により執り行われた。

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