【RIZIN】引退説も出たスダリオ剛 〝会見キャンセル〟の真相を激白

左脚に大ダメージを追っていたスダリオ剛

大相撲元十両貴ノ富士のスダリオ剛(24)が14日、自身のユーチューブチャンネルを更新し、前夜の格闘技イベント「RIZIN.28」(東京ドーム)の試合後、会見をキャンセルした件について弁明した。

シビサイ頌真(30)と対戦したスダリオは、最終ラウンド(R)でテークダウンを許し、スリーパーで捕獲された。脱出を試みるがガッチリ決まった腕をほどけず、昨年9月のMMA(総合格闘技)デビューから4戦目で初黒星を喫した。

問題となったのは試合後の行動だ。会見場に姿を現さず、ファンの間では「ふてくされた」「大口を叩いて負けたから会見に出なかった」と指摘する声があったという。

これに対してスダリオは、1R終了間際には相手のカーフキックで左脚に大ダメージを負っていたと説明。試合中に踏ん張りがきかない状況になっていたという。

セコンドの肩を借りて何とか控室に戻ったが「左脚をつくだけで激痛で。座ってから立ち上がることもできないし、じっとしてるだけで激痛で。セコンドの方から強力な痛み止めをもらっても効かなくて、会見どころじゃなくて」という事態だっという。

そのまま車イスで病院に直行。「夜も寝られなかった。筋断裂というか肉離れのひどいバージョンで歩けない状況です。(全治は)1週間か2週間というところですからね」。今も左脚が動かず、足首がパンパンに腫れている状況だという。

また一部のファンの間で「引退説」があったことを明かした上で「なんで引退と言われているのか僕自身が謎で。全く引退という考えはないです。とりあえず治療に専念してトレーニング積んで復帰戦に向けて頑張ろうということしか考えてないです」と強調し、再起を誓った。

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