【新型コロナ】神奈川の週別感染者数が微増 まん延防止解除後も外出自粛継続か

神奈川県庁

 新型コロナウイルス対策で20日まで再延長された「まん延防止等重点措置」は残り1週間を切った。神奈川県内の感染状況を示す指標では、療養者数と新規感染者数が「ステージ2」に改善するも、週別の新規感染者数では前週に比べて微増となった。

 黒岩祐治知事は「大変厳しい状況が続いている」として、20日に重点措置が解除された場合でも、県民に対する外出自粛要請は継続させる可能性を示している。

 重点措置の解除は、感染状況を示す4段階の指標が下から2番目の「ステージ2」になるのが目安とされる。13日時点で県内は療養者数と新規感染者数の二つがステージ2に改善。新規感染者数がステージ3の基準(人口10万人当たり週15人以上)を脱するのは4月19日以来となる。一方、他の指標は依然としてステージ3にとどまっている。

 県の集計によると、6~12日の1週間の感染者数は1458人で、前週の1422人から36人増えた。前週比で増加するのは4週間ぶりだ。感染経路不明の割合も13日時点で55%と増加傾向にあり、リバウンドが懸念される。

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