ミス、ミス…広島8連敗で借金13 佐々岡監督「明日取り返すという気持ちで」

6回、一死満塁で羽月がまさかの落球

暗闇の中でもがいている。広島は14日の西武戦(マツダ)に2―3で逆転負けし、4日の楽天戦から2分けを挟み8連敗。今季初登板初先発の薮田和樹(28)を5回を投げ切るまであと一死のところで交代する〝非情采配〟を振るったが勝ち切れなかった。

ミスが最後まで響いた。2―2の6回先頭・山川へのコルニエルの4球目、156キロ直球を磯村が捕逸。続くスパンジェンバーグに安打、愛斗には送りバントを決められ、栗山に四球を与えた。一死満塁で中村が放ったボールは中飛に打ち取ったかに見えたが羽月がまさかの落球。

この間に三走・山川がかえり1点を勝ち越された(記録は犠飛)。拙守だけでなく、打線も今季ワーストの2安打。佐々岡監督は拙守について「使っている以上は責任があるし、若い選手の中でどんどん成長していかないといけない」とし「大事なところでのエラーを反省は反省するとして、しっかり引き締めながらね。前を向いて明日取り返すという気持ちでやってほしい」と話した。

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