【新日本】鈴木みのるが若獅子・上村一蹴「IWGP世界ヘビー級、いつでも俺が狙ってんの忘れんなよ」

上村(左)の顔面にドロップキックをブチ込む鈴木

新日本プロレス14日の後楽園ホール大会で、プロレス王・鈴木みのる(52)が上村優也(26)を一蹴した。

この日から開幕した新シリーズでは、ヤングライオンの上村と辻陽太(27)がそれぞれ23日までの後楽園5大会で先輩レスラーとシングルマッチ連戦が組まれている。上村の初戦の相手として立ちはだかったのが、かねてシングルマッチを要求されていたみのるだ。開始早々から強烈な打撃と多彩な関節技で、格の違いを見せつける。

10分過ぎの上村の逆エビ固めを切り抜けたみのるは、エルボー1発で形勢を逆転。ロープワークからのスリーパーを切り返され丸め技を連発されたものの、3カウントは許さない。走り込んできた上村にカウンターのドロップキックを突き刺し、一気に逆片エビ固めでギブアップを奪ってみせた。

「上村くーん、いつでもやってやるぞ~。いつでもぶち殺してやるぞ~。お前、気付いただろ。〝飛車角落ち〟ってのはこういう試合のことを言うんだよ。若手だろうがベテランだろうが、日本人だろうが、ヨソの国の人間だろうが、俺の前に立つヤツはぶちのめす、それだけだ」と勝ち誇ったみのる。去り際には「オイ新日本、IWGP世界ヘビー級、いつでも俺が狙ってんの忘れんなよ? いつでもだ! オイ、チャンピオン鷹木(信悟)、てめえの首も〝正々堂々と〟なんて言ってねえだろ? 〝いつでもどこでも〟だ。ハッハ~!」と、業界最高峰王座への意欲も変わらずにのぞかせていた。

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