【新日本】IWGP世界王者・鷹木が飯伏とのV1戦へジャイアニズムを発揮 「最高の舞台を用意しろ」と団体に要求

鷹木はデスペラード(左)と金丸(手前)にダブルのパンピングボンバーを決めた

新日本プロレス14日の後楽園ホール大会で、IWGP世界ヘビー級王者・鷹木信悟(38)が団体に要求を突き付けた。

鷹木は7日大阪城ホール大会でオカダ・カズチカ(33)との新王者決定戦を制し、悲願の業界最高峰王座を獲得。王者としての初めての試合となったこの日は、内藤哲也(38)、SANADA(33)、BUSHI(38)と組み8人タッグ戦で鈴木軍と激突した。

ただならぬハツラツぶりでLIJをけん引した鷹木は、エル・デスペラード、金丸義信(44)の2人を相手に数的不利を強いられたがダブルのパンピングボンバーでなぎ倒す。孤立した金丸の丸め技攻勢をしのぐと、ポップアップ式のデスバレーボムからパンピングボンバーを発射。最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで悠然と3カウントを奪った。

貫録を示した王者は試合後のリング上でマイクを握ると独演会を開始。すでに初防衛戦の相手には飯伏幸太(39)を指名しており、王座戦には双方が合意に達しているものの、団体からの正式発表はまだない。自らこれに触れ「新日本プロレス! どういうことだ。(話が長いため中略)俺がベルトを取ってもなお、発言権がないというのか。だったら、もっと要求してやろうじゃねえか!」と、常人には到底思いつかない論理を展開した。

要求が通らないならばさらに要求を積み重ねるという新手のジャイアンのような手法を用いて「飯伏とだったらどこでも構わない。そう言ったが、その発言は撤回する。俺と飯伏の対決、初代(王者)と3代目の頂上決戦だ。それ相当の、最高の舞台を用意しろ! もう1回言っておこう。(以下繰り返しになるため略)」と団体を〝脅迫〟した鷹木。V1戦の行方は果たして――。

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