沖縄、新たに54人コロナ感染、4人死亡 28日ぶりの2桁(6月15日朝)

 沖縄県は14日、新型コロナウイルスに新たに10歳未満から90代までの54人が感染し、県内の医療機関に入院していた4人が死亡したと発表した。新規感染者数が2桁になるのは、59人だった5月17日以来28日ぶり。前週の同じ曜日を11日連続で下回った。企業などでの新型コロナワクチンの職域接種はこれまでに県内から13件が申請し、国がそのうち3件を承認した。

 4週間ぶりに50人台となったことに県の糸数公医療技監は、前日が日曜のため月曜は検査数が少ないことを挙げ「明日(15日)の数字が100を超えるかがポイントになる」として、増加に転じないか引き続き注視する考えを示した。

 死亡が発表されたのは、浦添市の70代女性、うるま市の70代男性、沖縄市の80代女性、うるま市の80代男性の計4人。うるま市の80代男性は高齢者施設入所中から発熱などの症状があり、医療機関に入院した5月27日に陽性が判明、その日のうちに症状が悪化した。県内の累計死者は163人となった。 新規感染者54人のうち推定感染経路が判明しているのは35人で、内訳は家庭内20人、施設内7人、友人知人3人、職場2人、飲食1人、その他2人。残り19人は現時点で分かっていない。

 13日の新規感染者数は104人だった。

 在沖米軍関係では、13日は嘉手納基地で1人、キャンプ・ハンセンで2人の計3人、14日は嘉手納基地で1人の陽性が新たに確認された。累計は1434人。

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