清原和博氏 表舞台での “本格復帰” 近し? 出てきたワイドショー登場の可能性

ベスト・ファーザー賞in関西を受賞した清原和博氏

関西にゆかりのある各界からベストファーザーを選出、表彰する「第14回ベスト・ファーザー賞in関西」の発表・授賞式が14日、大阪市内のホテルで行われ、元プロ野球選手の清原和博氏(53)が「スポーツ部門・特別賞」を受賞した。覚醒剤を使用して逮捕された清原氏は、本格復帰には至っていない。番組起用についてもテレビ局はまだ及び腰だが、ここに来てあのワイドショーが名乗りを上げるかもしれない!?

受賞について清原氏は「関西で賞をいただいた」と大喜び。授賞式の前に地元である大阪・岸和田市に帰省し、父親と一緒に2019年に亡くなった母・弘子さんの墓参りに行ったという。「(父から)『何で、お前が賞もらうねん』と言われました(苦笑)」。

清原氏は2016年に覚醒剤取締法違反で逮捕され、懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。昨年6月15日に執行猶予期間が終了し、テレビ番組や著名人のユーチューブチャンネルに登場。7月10日の阪神対巨人戦(甲子園)では、関西テレビの中継で解説を務める。

だが今後、公の場への露出が増えるかについては微妙だ。テレビ局関係者は「親子イベントなどへのキャスティング依頼は多いが、薬物は再発のリスクもあるのでね」と慎重な姿勢を示した。

実際に清原氏は、先月6日に受けた薬物依存に関するインタビューを受けた際に、フラッシュバックが起きたとツイッターで告白。野球に打ち込む2人の息子の活躍を力に、後遺症の苦しみと戦っていることを明かしている。この日の主催者も「後遺症に苦しむ中で、ご登壇いただいている」と清原氏の体調を気遣っていた。

そんな清原氏に対し、熱い思いを打ち明けたのが「メディア部門」で同賞を受賞したフリーアナウンサーの石井亮次氏だ。

TBS系の情報番組「ゴゴスマ」のメーンMCを務める石井アナは、自身の受賞の喜びはそっちのけで「僕がアナウンサーになろうと思ったのが1985年、タイガースが日本一になった時に、しゃべってるおっちゃんがかっこいいと思ったんです」とアナウンサーを志した理由を告白した。

続けて「その年の甲子園で優勝したのがPL学園。決勝戦で2本ホームランを打った男、そう清原和博。植草貞夫アナウンサーが『甲子園は清原のためにある』。あのセリフでアナウンサーになりたいと確信した。その清原さんと同じ舞台に立てている。望外の喜びです!」。清原氏との同時受賞に喜びを爆発させたのだ。

「ゴゴスマ」はTBS系で全国ネットで放送されているが制作は名古屋のCBCテレビだ。前出のテレビ局関係者は「東京キー局に比べると関西や名古屋のテレビ局はキャスティングに自由があります。人生に大きな影響を与えた清原氏を番組に呼びたいと石井アナが熱望すれば、出演の可能性はあるでしょう」と推測する。

清原氏が「ゴゴスマ」に登場する日は近いかも?

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