古田敦也氏が選ぶ侍ジャパン 阪神ドラ1佐藤輝明を選出すべき“根拠”とは?

古田敦也氏と宮本慎也氏が侍ジャパンのメンバーを独自予想【写真:荒川祐史】

公式YouTube「フルタの方程式」で五輪を知り尽くした男たちが集結

東京五輪代表「侍ジャパン」の最終メンバー24人は一体どうなるのか。ヤクルトで活躍し、選手兼監督を務めた古田敦也氏は自身の公式YouTube「フルタの方程式」で【東京五輪代表選出会議】を投手編、野手編に分けて“発表”。野手編では元チームメートの宮本慎也氏と鋭い視点でメンバー発表を行った。

人気チャンネル「フルタの方程式」は今回も貴重な動画で、野球ファンをうならせた。ソウル五輪銀メダリストの古田氏、北京五輪など2度のオリンピック、それも主将を経験した宮本慎也氏、3大会に出場した“ミスターアマチュア野球”こと元日本生命監督の杉浦正則氏が侍ジャパンメンバー選出会議を開催した。

前回は投手編で古田氏は24人中、投手を12人。宮本氏が11人を選んだため、それぞれ、野手を12人、13人を選出した(プロ野球解説者である古田氏と宮本氏がメンバー選出)。古田氏は絶対に外せない選手として、ソフトバンクの柳田悠岐外野手を、宮本氏は楽天の浅村栄斗内野手の名前を挙げた。古田氏は柳田を「3番・中堅」で、宮本氏は浅村を「4番・一塁」に据えている。

熱い議論になったのは、阪神の大物新人・佐藤輝明内野手について。古田氏は「7番・指名打者」で堂々のスタメン起用だ。春先は当然、メンバーに入っていなかったはずだが、今回の五輪はオフシーズンに行われるWBCとは違って、ペナントレースの状態の良し悪しで、選考できることがメリット。古田氏は「選んだ方がいいと思う。彼のインパクトはすごい。1点負けているところで打席が回ってきたら、その期待値は高い。もはやメンバーに入れていいんじゃないかと。モノが違うし、度胸がある」と流れを変える選手になれると解説した。

古田氏が正捕手に“指名”したのは阪神の梅野隆太郎捕手だった。控え捕手はソフトバンクの甲斐拓也と、捕手2人制のプラン。宮本氏はこの2人に加え、第3捕手もできるとして、日本ハムの近藤健介外野手の名前を挙げた。

元ヤクルトで野球解説者の古田敦也さん【写真提供:テレビ朝日】

古田ジャパン、宮本ジャパンのスタメン一覧は…

古田氏が選出した打順は以下の通りだ。

1(二)山田哲人(ヤクルト)
2(遊)坂本勇人(巨人)
3(中)柳田悠岐(ソフトバンク)
4(右)鈴木誠也(広島)
5(左)吉田正尚(オリックス)
6(三)岡本和真(巨人)
7(指)佐藤輝明(阪神)
8(一)村上宗隆(ヤクルト)
9(捕)梅野隆太郎(阪神)

控え・甲斐拓也捕手(ソフトバンク)、菊池涼介内野手(広島)、源田壮亮内野手(西武)

宮本氏選出のメンバーは古田氏と少し違いが出たから、また興味深い。

1(中)柳田悠岐(ソフトバンク)
2(遊)坂本勇人(巨人)
3(左)吉田正尚(オリックス)
4(一)浅村栄斗(楽天)
5(指)村上宗隆(ヤクルト)
6(右)鈴木誠也(広島)
7(三)岡本和真(巨人)
8(捕)甲斐拓也(ソフトバンク)
9(二)菊池涼介(広島)

控え・梅野隆太郎捕手(阪神)、源田壮亮内野手(西武)、周東佑京内野手(ソフトバンク)、近藤健介外野手(日本ハム)

他にも見どころは盛り沢山で、裏話もたっぷり紹介。野球ファンには嬉しい選考会議をYouTubeで届けた古田氏は「言う方は簡単。やる方は大変なんですよ」と経験者として、選手の気持ちを思いやっていた。

【動画】古田敦也氏&宮本慎也氏が選んだ東京五輪メンバー24人

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(Full-Count編集部)

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