中国広東省、6/14の新型コロナ市中感染2人…広州と深センで各1人

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中国広東省広州市内にある高層ビル(資料)—本紙撮影

 中国の南方にあり、香港やマカオと接する広東省において5月下旬から新型コロナウイルス感染症の再流行が続く中、省都の広州市をはじめ、省内各地で厳格な防疫措置が講じられている。

 広東省衛生健康委員会が6月15日朝に発表した内容によれば、14日の省内における新型コロナの市中感染確認数は2人で、広州と深セン市内で1人ずつ確認されたものとのこと。この日の輸入例は8人、無症状感染例は11人。広東省の累計感染確認報告例は2635人、依然202人が医師による治療を受けている状況という。

 広州市に隣接する仏山市の防疫当局は14日、近日の状況を踏まえ、市内のロックダウン及び閉塞管理区域について、段階的に封鎖を解除する方針を明らかにした。その条件として、ロックダウン区域では、14日以上新規感染確認例がなく、かつ区域内の全員が4回以上のPCR検査で陰性、封鎖解除予定時間24時間以内のPCR検査で区域内の全員が陰性となること、閉塞管理区域では14日以上新規感染確認例がなく、かつ区域内の全員がPCR検査で陰性となることとした。同市では、5月27日に再流行が始まったが、直近では10日連続で新規感染確認ゼロが続いている。

 広州市では14日、海珠、天河、白雲、黄埔、番禺の5区にある複数のロックダウンまたは閉塞管理区域の封鎖が相次いで解除された。同市における封鎖解除条件も上述の仏山市のものとほぼ同じ。一方、黄埔区の一部では、この日新たに閉塞管理区域が1ヶ所設定され、区域内の全員に対するPCR検査が実施される。同市内では14日に5つの区域でリスクレベルの調整があり、白雲区の2つの区域で低リスクから中リスクに引き上げ、海珠区と番禺区の3つの区域では中リスクから低リスクへ引き下げられた。

 また、広州市教育局は14日、6月20日から22日にかけて実施予定の「中考(中学入試)」について、新型コロナの流行状況を鑑み、7月に延期する方針を明らかにした。具体的なスケジュールは後日発表するとのこと。受験予定者は約9万人で、試験官など関係者も1万人超おり、6月初旬に予定通り実施された高考(大学入試)と比べて人数がはるかに多いとし、ウイルスの拡散や交叉感染リスクを考慮した判断とした。

 なお、広東省における再流行は近日になって終息の兆しを示している。

 マカオとの往来も多い広東省で再流行が出現したことを受け、マカオ政府も矢継ぎ早に水際措置の強化を進めてきた。直近14日以内に広州・仏山両市に滞在歴がある全員を対象としたPCR検査の実施や、マカオ入境時に14日間の隔離検疫の対象となる中リスク地域の指定が相次いで拡大されているほか、8日午前10時からは、広東省とマカオの間を往来するすべての人に対し、48時間以内の新型コロナPCR検査陰性証明の提示を必要とする措置が講じられている。これまでのところマカオへの流入は確認されていない。