苦境にあっても「何度でも立ち上がる」 500人を超える圧巻の群舞シーン 「イン・ザ・ハイツ」本編映像

7月30日より劇場公開される、トニー賞作品賞を受賞したブロードウェイ・ミュージカルの映画化作品「イン・ザ・ハイツ」から、本編映像が公開された。

公開された本編映像は、映画と同じタイトルのテーマ曲「イン・ザ・ハイツ」が流れるオープニングダンスシーン。ニューヨークの片隅にあるワシントン・ハイツの朝、主人公のウスナビがオーナーを務めるコンビニへ向かうシーンからスタート。コンビニには、ワシントン・ハイツの住民たちにとってお母さんのような存在のアブエラ、街のタクシー会社で働くベニー、そして、ウスナビがひそかに思いを寄せるヴァネッサなどの登場人物が次々とコンビニへ訪れ、誰もがいろいろな問題を抱えていること、家賃の高騰によって街自体が大きな危機を迎えていることが描かる。

映像の終わりには、ワシントン・ハイツの路上で繰り広げられる、躍動感あふれる群舞シーンが映し出される。500人以上のダンサー・エキストラが登場する圧巻の群舞シーンは、移民である住人たちが居場所を追われる危機にあるなかで、「何度でも立ち上がる」という力強いメッセージで締めくくられる。オリジナルのミュージカルを手がけたリン=マニュエル・ミランダが今も住むワシントン・ハイツの住民たちも、ダンスシーンの撮影に参加しているという。

「イン・ザ・ハイツ」は、トニー賞で最優秀作品賞を含む4冠を獲得し、グラミー賞では最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞した、リン=マニュエル・ミランダによる「ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した作品。監督は、「クレイジー・リッチ!」のジョン・M・チュウが務める。歌手のアリアナ・グランデや俳優のヒュー・ジャックマンが称賛の言葉をSNSに投稿し、アメリカの批評家からはアカデミー賞に推す声が挙がるなどの評価を得ている。

【作品情報】
イン・ザ・ハイツ
2021年7月30日(金)全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
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