【新日本】鷹木が飯伏との王座戦を要求!「俺と飯伏のタイトルマッチ、最高な舞台を用意しろ!」<6.14後楽園・全試合結果>

新日本プロレスは6月14日(月)、後楽園ホールで『KIZUNA ROAD 2021』が開幕戦を開催した。

メインでは内藤哲也&SANADA&鷹木信悟&BUSHIvsタイチ&ザック・セイバーJr.&エル・デスペラード&金丸義信が対戦。

内藤&SANADAがIWGPタッグ王座への挑戦アピールに対し、現王者組であるタイチ&ザック・セイバーJr.が互いに激しい火花を散らした。

試合は第3代IWGP世界ヘビー級王者・鷹木が金丸をパンピングボンバーからのラスト・オブ・ザ・ドラゴンで仕留めた。

試合後、勝利した鷹木はマイクを手に取り「俺と飯伏の対決、初代と3代目の頂上決戦だ。オイ、新日本!それ相当の最高の舞台を、用意しろ!もう一回言っておこう、俺と飯伏のタイトルマッチ、それ相当、最高な舞台を用意しろ!」と新日本プロレスへ要求。

映画『ゴジラvsコング』Presents KIZUNA ROAD 2021

日時:2021年6月14日(月) 17:30開場 18:30開始
会場:東京・後楽園ホール
観衆:347人

<試合結果>

▼第1試合 20分1本勝負
上村 優也 ×
vs
鈴木 みのる 〇
13分55秒 逆方エビ固め

■試合後バックステージコメント

鈴木「おいボク、いやお坊ちゃん、いやいやいやいや上村クーン、いつでもやってやるぞ~。いつでもブチ殺してやるぞ~。お前、気づいただろ。“飛車角落ち”ってのはこういう試合のことを言うんだよ、ハハハハ! 俺の前に立つヤツはな、若手だろうがベテランだろうが、日本人だろうが、ヨソの国の人間だろうが、俺の前に立とうとするヤツは、ブチのめす、それだけだ。

(※控室へと去りかけて)おお、そうだそうだそうだ、オイ新日本、IWGP世界ヘビー級、いつでも俺が狙ってんの忘れんなよ? いつでもだ! オイ、チャンピオン鷹木、テメェの首も、“正々堂々と”なんて言ってねぇだろ? “いつでもどこでも”だ! ハハー!」

上村「(※しばらく階段の踊り場で横たわって動けずにいたが、起き出すと転がるようにして階段を降り、何とかインタビュースペースへ。ヒジのあたりを押さえながら床に突っ伏して)クソー! 悔しい! (※顔を起こして柱に寄りかかり)今までさんざん生意気言って、ブチ当たってはボコボコにされ、そりゃ、あんなのにケンカ売ったら、怖いし、痛てぇよ。でも、俺はプロレスラーだよ。リング上なら、誰が相手だろうと、行くしかないでしょ。

(※控室へと進みかけて)もうひとつ、鈴木みのる。いまのまま、強いままでいろ。必ず、勝ってやる。それまでは絶対に、いまのまま、強いままの、鈴木みのるでいろ。俺が勝つまでは。絶対勝ってやる!」

▼第2試合 20分1本勝負
棚橋 弘至 〇
vs
辻 陽太 ×
13分36秒 テキサスクローバーホールド

■試合後バックステージコメント

棚橋「(※息を弾ませ)座ってもいいかな? 座ってもいいかな?(※と言ってコメントスペースに座り込む) クソ! スタミナのペース配分が、狂ったな。(試合時間)5分…。5分でフィニッシュまで持っていこうと思ってた。それが倍か…!? 辻の成長だな…。辻にしろ、上村にしろ、ヤングライオン(の期間)が、ほかの僕たち例年のヤングライオンよりも長くなってる。こういうコロナ禍の状況だから、なんとも仕方ないけども。タメが長ければ長いほど、デッカくて美しい花を咲かすと思うから、腐らずに1歩1歩(進んでもらいたい)。もう1回だ、辻。お前がスター選手になるまで、新日本プロレスのトップレスラーになるまで、俺が残っといてやるよ」

辻「(※コメントスペースで片膝をつき)俺がいま、このリングに立ってるのは、まぎれもなく棚橋さんのおかげだ。棚橋さんがいなければ、いまの俺はないだろう。感謝なんか言葉じゃ言い表せないぞ。だからこそ、棚橋さん、あなたを超えたときに、俺は本物のプロレスラーになるんだ」

▼第3試合 30分1本勝負
矢野 通 〇
YOSHI-HASHI
石井 智宏
後藤 洋央紀
vs
邪道 ×
ディック東郷
高橋 裕二郎
“キング・オブ・ダークネス”EVIL
12分29秒 横入り式エビ固め

■試合後バックステージコメント

裕二郎「石井、後藤、あ~あとYOSHI-HASHI? オイいますぐよぉ、いますぐその3本のベルト、よこせコノヤロー!」

EVIL「(※持参したイスに座って)オイ東郷、石井に何か言ってやれよ」

東郷「オイ石井! テメェ何熱くなってんだよ! テメェと俺じゃ、格が違うんだよ!」

EVIL「いいかオイ、アイツらの永遠なんてなぁ、一瞬で砕いてやるよ。あのベルトは、俺らのモンだ。よく覚えとけ!」

東郷「(※控室への去り際に)格が違うんだよオラ!」

※邪道はノーコメント

YOSHI-HASHI「ベルト獲るとか言ってるけどオイ、BULLET CLUB、お前らなぁ、いいか、今回で3タテだ。お前らはもう2回俺らに負けてんだよオイ。今回で3回目だ。オイこのベルト、そう簡単に獲れると思うなよ(※と、先に控室へ)」

後藤「ここまで、(※持っていたベルトを叩きながら)このベルトの価値を上げたのは、俺たちだ。そしてこれからも、価値を上げるのは俺たちの責務だ。お前らじゃねぇんだよ! 特に裕二郎、お前だけは違う。俺たちを、お前のトコまで下げられると思うな」

石井「(※ノドのあたりを押さえ、ときどき苦しそうに咳き込みながら)東郷、やっと俺の前に来たな。遅せぇんだよ! でももういい。大阪で俺に手ぇ出したな。俺にケンカ売ったってことでいいんだよな? それから、お前そろそろ、本当のディック東郷の姿を、新日本の連中、新日本のファンに、見せたらどうだ? お前いままで、いくつのユニットを作り上げてきた? そのユニットのリーダーとして、いくつの団体、暴れ回ってきた? あぁ!? そんなヤツが新日本に来て、チマチマチマチマしてんじゃねぇぞ、あぁ!? 東郷、本当のテメェの姿、さらけ出してみろ。オメェがやらねぇつってもなぁ、俺がやってやるよ。なぁ、“大将”」

※矢野はノーコメント

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<写真提供:新日本プロレス>

▼第4試合 30分1本勝負
オカダ・カズチカ 〇
SHO
YOH
vs
外道 ×
エル・ファンタズモ
石森 太二
11分44秒 マネークリップ

■試合後バックステージコメント

YOH「このさ、この闘いは、長い長い前哨戦というものがなくて、『いかに相手を追い込むか?』よりも、『いかに自分自身を追い込めるか?』。相手からね、(※肩にかけたIWGPジュニアタッグベルトを平手で2度叩き)挑戦権がきて、それは、むしろ俺たちにとって好都合なんで。このベルトを、その価値を高め合うことができる相手だと思ってますから。そして、俺からしたらひとつ。石森に、言われっぱなしじゃ、負けっぱなしじゃ、そんなのイヤなんで。思いきりいきます(※と言い残して先に立ち去る)」

SHO「2020年の東京ドームから、あいつらとこれ(IWGPジュニアタッグベルト)を懸けて闘った。覚えてる。覚えてるぞ。でもな、そのときの俺たちとも違うし、もちろんお前たちも、そのときとは違うのはわかってる。だからこそ、(6月)23日、後楽園ホール、これを懸けて『ジュニアタッグが最強に、最高におもしれぇ』って言わしてやろうぜ。その上で! 俺とYOHさん、俺とYOHさんで、このベルトを必ず守ってやるよ」

※オカダはノーコメント

ファンタズモ「(※大きなゲップをして)おっと失礼。話は『WRESTLE KINGDOM 14』(2020年)まで遡るが、あの大会を最後にファンは声を出して応援ができない。あのときの俺とイシモリの相手もROPPONGI 3Kだった。あいつらは紛れもない正真正銘のバカだが、どういうわけかその日だけは“ファールカップ”なんて付けて試合に挑みやがった。(それを知らずに)急所を殴った俺は指がもげるかと思うほどの痛みにうめいた。

4万人もの観客の前で大恥をかかされた。あのときばかりはうまいこと一本取られてしまったが、俺とイシモリには新しい手がある。次のタイトルマッチではもう“フォールカップ”は通用しないぞ。俺の“プロレス脳”はお前ら2人合わせたって越えられない。足りない頭でせいぜい考えてればいい。どうせわからないだろうけどな」

石森「(※コメントスペースに座り込み)あぁ~あ…なんだっけ!? “なんちゃら3K”だっけ!? 新日本ジュニアをもっともっと盛り上げるんだろ!? な!? …今日の感じでは『ちょっとどうかな?』と思うけど(苦笑)。まあ、いいや。まだまだタイトルマッチまで日にちがあるから。楽しみにしとくよ」

※外道はノーコメント

▼第5試合 30分1本勝負
BUSHI
鷹木 信悟 〇
SANADA
内藤 哲也
vs
金丸 義信 ×
エル・デスペラード
ザック・セイバーJr.
タイチ
16分48秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め

■鷹木「来た来た来た~!!俺が後楽園ホールで試合をするのは約二週間ぶりだ。ということは、知らないヤツもいるかもしれんから、あらためて報告しよう。俺が!第3代IWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟だ!今年は浮き沈みの激しい俺たちだが、このベルトをきっかけで、俺だけじゃねえ、ユニットとしても!新日本のてっぺん、目指そうじゃねえか、オイ!

それから、俺は新日本に、新日本に対して怒ってんだよ。6.7大阪城ホールで、俺はこのベルトを奪った試合後、飯伏を呼び込んで対戦要求した。飯伏も対戦を受諾した。なのに新日本プロレス!どういうことだ?いつまで経ってもタイトルマッチ、発表されねえじゃねえか。どういうつもりだ!?俺がベルトを獲ってもなお、発言権がないっていうのか?ったら!もっと要求してやろうじゃねえか、オイ!飯伏とだったら、どこでも構わない。そう言ったが、その発言は撤回する。撤回だ。

俺と飯伏の対決、初代と3代目の頂上決戦だ。オイ、新日本!それ相当の最高の舞台を、用意しろ!もう一回言っておこう、俺と飯伏のタイトルマッチ、それ相当、最高な舞台を用意しろ!よし、このベルトを通行手形に新日本プロレス、いや!プロレス界のてっぺん目指して、龍のごとく、駆け上っていくぞー!!」

■試合後バックステージコメント

デスペラード「あー、すごい。ハツラツおじさんがすごい。いるだけで何か熱い。(※首を上に向け体を伸ばして)あー、痛てぇ~。あー、やっぱ最高だな。1コ前にやってたヤツがよぉ、打っても打っても響かない、返事してこないヤツだったからさ、ああいうオモチャみてぇな……ああ、失礼。ヘビーのチャンピオンだぞ、そんな失礼なこと言うなよ。あー、いるだけで加温だし加湿だし、すごいよ。まぁでも、当分いいかな。圧がすごいよ、圧が。ちょっと触るだけですんげぇ疲れる。で……だ。BUSHI、普段あんまりな、まぁ俺がわかんねぇだけかもしんねぇけど、意思表示しねぇオメェが、(※手にしていたIWGPジュニアヘビーベルトを前に出して)だいーぶコレに興味示してたじゃない。ほかのヤツが持ってても、あんまりコイツ(※とバックルを叩きながら)指差したりしないじゃん? 俺からだったら獲れると思った? (※歴代王者のプレートを示して)1人だけ名前が大きく書かれてるBUSHI君よ。いいじゃん、楽しいじゃん。なぁ。だけどなぁ、1コ順番飛ばしして、だいぶ長く待たされてるのが1人いるからよぉ。まずは石森だ。ソイツが終わったら……そのとき、俺が気が向いたら、あと、そのときお前が“まだ”コレに対して意思表示をするようであれば、相手してやるよ」

※タイチとザックがインタビュースペースに登場

デスペラード「おうおうおう」

タイチ「(※デスペラードのベルトを指差して)何だ、アレ(※IWGP世界ヘビー級ベルト)に比べたら小っちぇえな。何だこれ?」

デスペラード「小っちぇえし汚ねぇしボロボロなんだよ」

タイチ「けっきょく、あのワケわかんねぇでっけぇのになって、コレとコレ(※IWGPジュニアとIWGPタッグ)が最古のベルトになったんだよ」

デスペラード「あ、そういやそうか」

タイチ「どっちだ? (※IWGPジュニアのベルトを指して)こっちが古いか。こっちがロング・ヒストリーだ」

ザック「おお、そうか」

タイチ「ここに3本のベルトがあるんだ。何だ、ほしいのかハポン? 鷹木ブーが獲ったから慌ててほしいか。内藤、特にお前は恥ずかしいもんな。お前らの力関係は知らないけど、鷹木ブーに先に獲られて、焦ってんだろ、内藤。『焦んな』っつってんのに、メチャクチャ焦ってんじゃん!」

デスペラード「ハハハハ!」

タイチ「『やべぇな』と思ってんだろ、ハポンの総帥……と思ってんのか知らねぇけどよ。だからほしいのか? そんなくだらない理由か? まだわかんねぇな、お前の気持ちが、どんな気持ちか」

デスペラード「(※英語で)調子はどう? ザックさん」

ザック「調子? (※日本語で)いま、楽しい! 何たって俺たちがチャンピオンだからな。半年もかかったけど、やっとベルトを獲り返したんだから。いまはこの宝を思う存分楽しんでるところだ。ドリームマッチも夢じゃないだろう。“The Holy Demon Army”(聖なる悪魔軍)って日本語で何て呼ばれてるんだ? 黒と黄色のパンツと赤パンツの2人な」

タイチ「内藤・SANADAはいいよ、認めるよ、実力揃ったモン同士組んで。挑戦したいんだろ、俺らに。お前らが口揃えて。いつしかお前がチャレンジャーになっちまったか、内藤。えぇ!? お前に言われて、いまここにいるけど、いつしかお前が、ついにチャレンジャーか。俺に対して。いいよ、SANADA・内藤。いいと思うけど、まだよくわかんねぇんだよな、お前らの真意が。ホントにほしいのか、俺らをリスペクトしてんのか、鷹木ブーに先越されたから焦ってんのか、シングル線戦カヤの外だから何かほしいのか、内藤、お前の気持ちはわかんねぇ。SANAやん、お前はもってのほかだよ。何言ってっか分かんねぇ」

デスペラード「ハハハハ!」

タイチ「お前らの気持ちが早く伝わんないと、俺らホントに、次、川田・田上組とやるぞ。川田・田上組だ、次は。アイツら最強タッグだからな」

ザック「そのあとに内藤・SANADA組の相手をしてやるよ。たぶんな。でも、その前にやらないといけないことがあるから」

タイチ「今日、納得する答えを出せよ内藤、得意のコレ(※しゃべりのジェスチャー)で。じゃないと次は川田・田上組だ」

※金丸はノーコメント

BUSHI「今日の対戦チーム、相手のコーナーにIWGPジュニア・チャンピオン、いたよな。当然、意識が行くよ。だからそこまで、必ずたどり着いてやる。俺はそれまで、諦めない」

鷹木「(※肩にかけたIWGP世界ヘビー級ベルトを9回叩いて)言いたいことは! リング上ですべて言ったから、今日のところは! ノーコメントだ、ノーコメント!」

内藤「今日から始まる『KIZUNA ROAD』の、パンフレット知ってる? (※手に持っていたパンフの表紙を掲げて)偉大なタッグチャンピオンチームである、タイチ選手と、ザック・セイバーJr選手が表紙というわけで、自腹で1500円払って、買っちゃったよ。いや、なかなかカッコいい表紙だねぇ。あとで2人にサインもらっちゃおうかな。『もうちょっと内藤の気持ちが知りたい』って、タイチ選手が大阪城ホール大会のバックステージコメントで言ってたけど、いや、何度も言ってるじゃん。偉大なチャンピオンチームだからこそ、俺はチャレンジしたいんだよ。それじゃダメ? それじゃ信じてもらえないの?

そんなことよりもさぁ、ザック・セイバーJr選手に、大阪城ホール大会のバックステージコメントで、『内藤は日本一のペンデホ(バカ)だ』って言われたよ。いやぁ、ショックだなぁ……。あまりにショック過ぎて、1日中寝込んじまったよ。日本一のカブロン、ありがたい言葉をいただけて、光栄ですよ。ねぇ、ところで、ザック・セイバーJr選手、我々内藤・SANADA組とのカンペオナート(タイトルマッチ)は、クアンド(いつ)? ドンデ(どこで)? ぜひその答えを日本語で答えてくれよ。カブロン!」

※SANADAはノーコメント

<写真提供:新日本プロレス>

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