地区4位に沈むヤンキース 地元テレビ局が「田中将大と再契約しなかったことが最大の犯罪」

田中将大に未練たらたら?

ニューヨークの地元テレビ局SNY(電子版)は14日(日本時間15日)にヤンキースの不振はブライアン・キャッシュマンGMの補強戦力の失敗にあると非難した。開幕前はア・リーグ優勝の最有力と見られていたヤンキースは13日(同14日)時点で33勝32敗と地区4位に沈んでいる。

同電子版は「キャッシュマンGMが昨オフに何をしたか。田中将大投手と再契約しなかったことが最大の犯罪だとわかる」とバッサリ。「日本からMLBへ来て以来、すべてをピンストライプに捧げてきた田中との再契約は最も容易だったはずだが、GMはそんな男を日本へ帰国させてしまった」と続けた。

“代役”としてFAで獲得した右腕クルバーは5月19日(同20日)のレンジャーズ戦でノーヒットノーランを達成するも、その後の登板で右肩の肩甲下筋を痛め、現在、60日間の負傷者リストに入っている。トレードで獲得した右腕タイロンは12試合で1勝4敗、防御率5・74と不調だ。

ヤンキースは開幕50試は29勝21敗の貯金8で先発投手の防御率は3・38でメジャー8位と好調だったが、最近15試合は防御率5・18と悪化して4勝11敗。同電子版は「田中は失敗することもあったが、長い間ローテを支えていた」と日本人右腕に未練たらたらだ。

また看板の打撃も不振でチーム打率2割3分4厘はメジャー19位で、1試合平均得点3・88はメジャー26位。65試合消化時点で33勝32敗は、2016年の31勝34敗に次ぐ低勝率。この年はプレーオフ進出を逃している。この苦境を乗り越えることはできるか。

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