炎天下でのキャンプに欠かせないのがタープですね。高温になる夏キャンプで直射日光に長時間当たっていれば、体調不良や熱中症を引き起こす原因に繋がります。そこで、タープで適度に日差しを遮り、快適に涼しく過ごすことが夏キャンプでは大事です。今回は夏キャンプに特にオススメな、TC素材タープについてご紹介します!
夏のキャンプは過酷!?夏こそTC素材タープの出番!
一般的にキャンプといえば夏が本番!と思っている方が多いですよね?
我が家がキャンプを始めたのも10年前の夏でした。
当時は子供の夏休みにキャンプデビューしたので、夏はキャンプの季節という思いがありました。
しかし、年中キャンプをするようになって改めて思うのは、夏のキャンプは四季の中で一番過酷だということです。
一日中野外にいるキャンプでは、夏の日差しの強さは想像以上にキツイからです。
そこで炎天下でのキャンプにオススメなのが、日差しをしっかり遮ってくれる「TC素材」のタープです。
TC素材とは、「ポリエステル」と「コットン(綿)」を混ぜ合わせた混紡繊維のこと。
ポリエステルの軽くて水に強い性質と、コットンの火の粉に強い性質や高い吸湿性・通気性の、両方の良いとこ取りをしたのがTC素材なんです!
▼タープの素材ごとの性質の違いや選び方については、こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてくださいね。
ちなみに、少しでも夏キャンプの暑さを和らげるために子育て世代にオススメなのが、標高が高く涼しい湖畔キャンプ場です。
我が家も毎年夏は、富士五湖をはじめ洞爺湖、十和田湖、猪苗代湖、野尻湖、青木湖など日本各地の湖畔キャンプ場で避暑キャンプを過ごします。
避暑目的で利用するので標高600~1,000mあり、外気温は平地に比べて4〜6℃ほど低く就寝時には20℃前後で快適に過ごせます。
とはいえ、昼間は日差しも強く炎天下で暑く、さすがにタープを張らないと厳しいです。
今回は「TC素材」のタープが夏キャンプにオススメな理由を、実際に筆者が夏キャンプで使用してみた経験を踏まえてたっぷりご紹介します!
実際に夏キャンプで使ってみた!TC素材タープがオススメな4つの理由
まず我が家が夏のキャンプで使うテントは何種類かありますが、最近よく使うのがローベンスの「クロンダイク」です。
「クロンダイク」はTC素材のベル型テントで居住性も高く、暑い夏キャンプでも十分快適に利用できます。
そして、合わせて利用しているのが今回ご紹介するローベンスの「アウトバックタープ4m×4m」になります。
アウトバックタープはテントと同じ素材のTC素材になっている為、炎天下で暑い夏場のキャンプを快適にしてくれますよ。
ここでは筆者の体験談をもとに、TC素材のタープが夏キャンプにオススメな理由4つを解説していきます。
【TC素材がオススメな理由1】厚い影でしっかり日差しから守ってくれる!
真夏のキャンプで一番重要な対策は熱中症対策です。
特に夏の日差しは強く、高木な多く日差しが照り付けない林間キャンプ場以外では必ずタープで日差しを遮るべきです。
しかしながら、一般的なポリエステル生地のタープは生地が薄く影も薄いので、炎天下ではタープ下に日射熱が届きやすく暑いのですが、TC素材なら生地も厚いのでタープ下に熱を通さず快適です。
また、日差しを遮る事でクーラーボックス内の庫内温度の上昇を防ぎ食材の衛生管理にもタープは必要不可欠です。
【TC素材がオススメな理由2】ポリエステルのメリットで紫外線対策もバッチリ!
湖畔キャンプ場でのアクティビティといえば、やはり水遊びです。
我が家は近年、湖水浴の際にはSUP(スタンドアップパドルボート)で湖上を楽しむ事が増えてきました。
もちろん、その際に紫外線対策としてラッシュガードや日焼け止めクリームも使いますが気休めで、休憩時にタープがある事で長時間紫外線に皮膚が晒されないように心掛けています。
紫外線でも有害なUV-Bに適した素材はポリエステルで、特殊な加工をしなくとも90%以上カットする事もできます。
そんな紫外線に強いポリエステルを含んだTC素材のタープなら、夏の日焼け対策もバッチリです!
【TC素材がオススメな理由3】急な夕立ち&焚き火の火の粉にも強い!
夏のキャンプで案外疎かになるのが夕立ちの対策です。
日中は日差しが照りつけ暑く、天気も良いので雨が降るようにみえませんが、標高が高い山間部の湖畔では天候の変化が多く夕立ちが頻繁に起きます。
その、急な雨からお気に入りのキャンプギアを守るためにタープは欠かせません。
また、夕食時にBBQや焚き火をする夏は、雨の際タープ下で火を使うとポリエステル素材のタープだと心許ないですが、難燃性のコットンを含んだTC素材だと火を気にせず楽しむ事も出来ますよ。
【TC素材がオススメな理由4】夜露&結露に濡れにくい!
夏以外にも言える事なのですが、キャンプの朝にテーブルやチェアが夜露や結露で湿っている事はありませんか?
それは、地表に含まれる水分(湿気)が、夜に気化する事でその上を蓋をするキャンプギアを濡らしてしまいます。
特に夏場は湿気も多く、外気温も高いため地表面の水分が蒸発しやすくなっているの仕方がないのですが、タープを使用する事でタープ自体が蓋の役目を果たしタープ下のキャンプギアが濡れません。
ただ、その分タープが濡れてしまうのですが、コットン(綿)が混合されているTC素材タープなら湿気をコットンが吸湿する役割を果たしてくれるので、透湿性が低いポリエステル素材に比べて夜露や結露に濡れにくく、撤収の手間が省けます。
ちなみに、蚊取り線香を炊くと除虫菊の有効成分(ピレトリン)や類似のピレスロイド系成分の匂いが吸湿性が高いコットン(綿)に移る事で、より除虫効果を発揮しますよ。
筆者愛用のTC素材タープ・ローベンス「アウトバックタープ4m×4m」の魅力
筆者が愛用しているTC素材のタープ・ローベンスの「アウトバックタープ」は、重たいなどのデメリットはありますが、それ以上にたくさんのメリットがたくさんあります。
タープの張り方が自由度が高い!
アウトバックタープの最も優れているのところが、タープの張り方がユーザーに合わせて自由自在になるところです。
特に、ガイラインポイントが標準で16箇所もあり、最初から全てにガイロープがセットされているのでテントサイトに合った調整が容易に行えるので多種多様なフィールドで重宝します。
オールシーズン使えるTC素材!
TC素材だと、一年を通して使う事が出来るのも嬉しいポイント。
TC素材の難燃性から、秋~春にかけて暖を取る際の焚き火にも強く、少し火の粉が飛んだくらいではポリエステルタープのように穴が空いてしまう事はありません。
▼詳しいレビューはこちらの記事でご紹介しています!
夏キャンプはTC素材タープでおしゃれに開放感を出そう!
夏のキャンプで大事なのは開放感だと思います。
折角、都会の喧騒を忘れ大自然に飛び込んだのですから、より自然を感じやすくお洒落なキャンプスタイルがオススメです。
夏場の虫対策としてスクリーンタープや、ツールームテントユーザーも多いですが、暑い夏だからこそオープンタープで開放感を演出してみてはいかがですか?
今年の夏はお洒落なグランピング感を演出して、アクティブに夏キャンプを満喫してみましょう!
▼その他のオススメタープはこちらの記事も参考にどうぞ!