古川琴音が中村倫也と共に「コントが始まる」クランクアップ!「この物語に出合えたことがすごく幸運です」

6月19日に最終回を迎える、日本テレビ系連続ドラマ「コントが始まる」(土曜午後10:00)で中浜つむぎ役を演じた古川琴音が、就職先のタレント事務所「パソリブレ」の楠木実籾役の中村倫也と共に、クランクアップを迎えた。

菅田将暉が主演を務める本作は、「あのころ」に思い描いていた「大人の自分」とはまるでかけ離れた「大失敗」な人生を歩んでしまった20代後半の若者たちが、その「失敗」をしたからこそ出会う人や出来事によって、思い描きもしなかった未知の「幸せ」と巡り合う、その生きざまを描いた、金子茂樹氏脚本による青春群像劇。

菅田のほか、この世代を代表する有村架純、神木隆之介、仲野太賀、古川という豪華なキャスト陣が集結。高岩春斗(菅田)、朝吹瞬太(神木)、美濃輪潤平(仲野)は、売れないお笑い芸人のトリオ・マクベスを組んでおり、そんな芸人の3人がネタ作りにいつも集うファミリーレストランのウエートレス・中浜里穂子を有村、その妹・つむぎを古川が演じてきた。ドラマは、タイトルの通り、毎話ドラマのトップシーンがマクベスのコントから始まり、この冒頭のコントが残りの物語の重要な伏線としてつながるという、異例の構成も見どころとなっている。

クランクアップを迎え、花束を受け取った古川は「やっと、心おきなく泣けると思って安心してます。本当に、この物語に出合えたことがすごく幸運だと思っています。初めて台本を読んだ時に、本当に自分の身の回りの大切な人たちの顔がすごくたくさん浮かんで、当初は、その人たちの心に届く作品を作りたいと思っていました。でも自分が演じていくうちに、だんだん自分がその物語に励まされているような感覚があって、演じながらも自分自身も救われていました」と感無量の様子で、「この先自分が何かしんどい時は、きっと、この作品と、このチームのことを思い出すだろうなと思います。だからこの今の気持ちをお守りのようにして、これからの役者人生を歩んでいきたいなと思っております」と心境を語った。

一方、マクベスのマネジャーである楠木を演じた中村は「皆さん、ありがとうございました。こんなにも名前のつかない感情が高密度の塊になって、そこかしこに積み上がっている作品を僕は知りません。それはこの脚本とキャストの皆さんの力だと思います。先ほど、マクベスの演技を見ていたら少しうらやましくもあり、昔から知っている3人がこういう作品に出合えたことが、自分のことのようにうれしかったりもして、最終回の(マクベスの)解散ライブに立ち会えることができてよかったと思っています。皆さん本当にお疲れさまでした」と作品の魅力に触れ、出演者らをねぎらった。

© 株式会社東京ニュース通信社