西部初の女性ガンマンで、ジェンダーレスな生き方を選択した女性の少女時代描く 「カラミティ」9月公開

アニメーション映画「ロング・ウェイ・ ノース 地球のてっぺん」で知られるレミ・シャイエ監督の最新作「CALAMITY カラミティ」が、9月23日より劇場公開されることが決まった。夏の公開を予定していたが、新型コロナウイルスの状況によって延期となった。

「CALAMITY カラミティ」は、西部開拓史上初の女性ガンマンとして知られるマーサ・ジェーン・キャナリー(カラミティ・ジェーン)の子供時代を描いた作品。12歳の少女マーサが、家族を支えるために髪を切り、少年のように振る舞うことを決心する。美術的な画風などで話題を集めた「ロング・ウェイ・ ノース 地球のてっぺん」のレミ・シャイエ監督の最新作で、2020年のアヌシー国際アニメーション映画祭でワールド・プレミア上映され、クリスタル賞(グランプリ)を受賞した。

本作は、ジェンダーレスな生き方を選択した最初の女性としてマーサを描いている。レミ・シャイエ監督はインタビューで、本作の制作過程においても男女平等を意識し、制作スタジオのアニメーターの人数、管理職の男女比、給料の総額までをコントロールしていたことや、アニメーション制作は長期的なプロジェクトであることから、女性アニメーターが制作期間中に産休を取得し、復職できる環境も整備されていたことを語っている。

【作品情報】
CALAMITY カラミティ
2021年9月23日(木)より新宿バルト9ほか全国順次公開
配給:リスキット
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