落合陽一氏がマニアック分析を披露 「ガンダムは一貫して今でいうところのSDGsに繋がる」

ガンダム愛を明かした落合陽一氏

メディアアーティストの落合陽一氏(33)が15日、都内で行われた「第1回ガンダムカンファレンス」に出席。熱いガンダム愛を明かした。

元経産省官僚で司会の岸博幸氏から、「落合さん、かなりガンダムに詳しいですよね?」と振られた落合氏は「かなり詳しいと言ったら、詳しい人に怒られちゃうと思うんですけど、少しわかるくらいです」と謙遜。

しかし、11日公開の新作「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」も見たと明かすと、「好きな作品として1988年公開の「逆襲のシャア」を紹介。さらに「ガンダムは一貫して今でいうところのSDGsに繋がる非常に大事な考えの作品」と持論を披露した。

その後もSDGsの考えを絡めながら、「『逆襲のシャア』はシャアが地球環境を取り戻すために、地球に隕石を落として地球から人をいなくしようとする作品なんですけど、『インテリはすぐ世捨て人になる』っていういいセリフが出てくる」と熱弁。直後に「逆襲のシャア」の一場面が映像で流れると、「キターッ!」と子供のように喜ぶ場面もあった。

また、岸氏から現実世界とガンダムの世界について比較を求められると、「例えば『逆シャア』のなかでサイコフレームとかサイコミュっていう人の脳活動とか精神を読み取ってガンダムを動かす技術が出てくるが、現実世界でもブレインマシンインターフェイスを作ったり、生体情報を読み取ったりというのは比較的盛んに行われている。一方で人が乗るロボット兵器という点では、現実世界では兵器がどんどん自動化されていて、そういう観点では違う方向性に行っている」。ガンダムのマニアックな知識を交えながら分析してみせた。

この日のイベントは大手玩具メーカーのバンダイナムコが主催。それに先立ってガンダムを活用したサステナブルプロジェクト「GUNDAM UNIVERSAL CENTURY DEVELOPMENT ACTION」(GUDA)で、さまざまな社会的課題に対応する発想や技術を募集する「ガンダムオープンイノベーション」の実施が発表された。

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