「愛の不時着」はなぜヒットした? 「半沢直樹」がウケる日本はヤバい? 『ジェンダーで見るヒットドラマ 韓国、アメリカ、欧州、日本』発売!

光文社noteで先行公開中の人気連載が、 光文社新書より6月16日(水)に発売される。 多くの人に届くエンタメ作品のなかでも、 とりわけ制作国の世相を反映するのが、 視聴者やスポンサーの影響を強く受ける連続ドラマ。 ジェンダー問題の識者として様々なメディアで活躍するジャーナリストで、 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授の著者が、 韓国(「愛の不時着」「SKYキャッスル」他)、 アメリカ(「ハンドメイズ・テイル」「ザ・グッド・ファイト」他)、 欧州とカナダ(「アウトブレイク」「アンという名の少女」他)、 そして日本(「半沢直樹」「きのう何食べた?」他)のドラマの魅力とヒットの理由、 そして問題点をジェンダー視点で読みとく。 人権意識の低い日本のテレビを見られなくなった人たちへの「おススメドラマリスト」としても使える最新のドラマ解説書だ。「愛の不時着」はなぜヒットした?「半沢直樹」がウケる日本はヤバい? 欧米ドラマで夫がすぐに捨てられる理由は? 韓国ドラマの姑はなぜしつこい? ジェンダー視点でドラマを見れば、 世界のいまが見えてくる。

治部れんげ コメント

この本は、 ヒットしたドラマをジェンダーの視点で見てみよう、 という試みです。 「ジェンダー」の枠組みで見ると、 多くのドラマを一層、 面白く見ることができるうえ、 考えることがたくさん出てきます。 本書では国内外、 22本のドラマを取り上げ、 ストーリーや登場人物の設定、 セリフなどを「社会的・文化的性差=ジェンダー」の観点から検討しています。 現実のある側面を映し出すドラマ視聴を通じて、 私たちを取り巻く社会を考え、 他の国や文化との共通点や相違点を考える旅を、 一緒に楽しんでいただければ幸いです。

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