風鈴、涼やかな音色 笠間の神社 生産最盛期

©株式会社茨城新聞社

風鈴の最終工程として短冊と「舌」を付けるガラス職人=笠間市福原の常陸国出雲大社

本格的な夏の訪れを前に、茨城県笠間市福原の常陸国出雲大社にあるガラス工房「神魂(かもす)」で、色とりどりの風鈴作りが最盛期を迎えている。

同工房では、ガラス作家の服部真季さん(38)が、一つ一つ手作業で1日10個ほどの風鈴を作っている。吹きさおに水あめのようなガラスを巻き付け、さおを回しながら、息を吹き込み卵形に整える。色を付けるため、約50種類の色ガラスから赤や緑、白などの粒を混ぜ、釜に入れ息を吹き込みながら形作っていく。

微風でも美しい音色を出すため、風鈴の外縁部に当てるガラス「舌(ぜつ)」をドーナツ状に大きくして、ひもでつり下げる。ひもにはオリジナルの手作り短冊も取り付ける。夏季限定で手作り体験が可能だ。

服部さんは「コロナ禍で家の時間が多くなる中、世界に一つだけの音色で癒やされてほしい」と話した。