依然として警戒が必要な特殊詐欺。
千葉市内の大学では15日、詐欺に対する県民の意識や対策に関する研究成果を学生が発表する特別授業が行われました。
研究は、千葉市中央区の淑徳大学の4年生15人が県内在住の20代から60代の男女約1万人を対象に、特殊詐欺への警戒感や対策を調査したもので、15日は、学生らが1年間の研究成果を発表しました。
この中で、学生らは「特殊詐欺の知識量は、町内会に加入している人の方が多い」という調査結果を発表し、中でも外房地域では、加入している人が未加入の人より知識量が1割以上多かったということです。
調査結果は、すでに県や県警に報告していて、今後の対策への活用が期待されます。
研究は、新型コロナの影響でウェブ会議やメールを駆使したものでしたが、発表の場は対面形式となり、学生にとっては、貴重な場になった様子でした。
学生はー
「とても難しかった」
「色々な人の前で発表するのはとても緊張したし、同時に良い経験だったと思う」
淑徳大学 コミュニティ政策学部 山本功 教授
「社会の課題を分析し、適切な分析をすることによって、その対案を提示できる経験になったと思う。その経験をぜひ、社会に出てから役立ててほしい」