侍ジャパン五輪内定24選手を発表 稲葉監督「状態良くない選手も1か月で上げてくれると信じる」

東京五輪での揃い踏みが内定した菅野(左)と田中将

東京五輪に参加する野球日本代表・侍ジャパンの代表内定24選手が16日、都内のホテルで発表された。

会見には稲葉篤紀監督(48)、山中正竹強化本部長(74)が出席。冒頭のあいさつで稲葉監督は「プレミア12で戦った選手を土台としているが、選手のけがの状態や(プレミアから)この1年半で台頭してきた新しい戦力など、あらゆる状況を踏まえ通常の国際大会から、より少ない24人の選手枠というルールの中、コーチ陣とともに東京オリンピックで金メダルを獲得する最適なメンバーを検討した」と述べ、自ら代表内定24選手の名前を読み上げた。

質疑応答では「今の状態がベストとは思われない選手も含まれているが」との質問も向けられ、指揮官は「東京オリンピック本番で勝つためにこのメンバー、選手たちの状態を熟慮した。最適な組み合わせだと私は思っている。まだ1か月ある。今、正直状態はそんなに良くない選手もこの1か月で状態を上げてくれると信じている」と強調。そして「これまで私が監督となって選手の姿を見てきた中で、この選手とこのオリンピックで戦いたいという、強い思いを持つ選手たち。そこは信じてオリンピックを戦っていきたい」とも続けて言葉に力を込めていた。

代表内定24選手は以下の通り

【投手】
菅野智之(巨人)
青柳晃洋(阪神)
岩崎優(阪神)
森下暢仁(広島)
山本由伸(オリックス)
田中将大(楽天)
山崎康晃(DeNA)
栗林良吏(広島)
大野雄大(中日)
中川皓太(巨人)
平良海馬(西武)

【捕手】
甲斐拓也(ソフトバンク)
会沢翼(広島)

【内野手】
山田哲人(ヤクルト)
源田壮亮(西武)
浅村栄斗(楽天)
菊池涼介(広島)
坂本勇人(巨人)
村上宗隆(ヤクルト)

【外野手】
近藤健介(日本ハム)
柳田悠岐(ソフトバンク)
栗原陵矢(ソフトバンク)
吉田正尚(オリックス)
鈴木誠也(広島)

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