パドレス・ダルビッシュ 6回途中4失点で勝敗付かず

調子が上がらなかったダルビッシュ(ロイター=USA TODAY)

パドレスのダルビッシュ有投手(34)は15日(日本時間16日)に敵地デンバーでのロッキーズ戦に先発し、5回0/3を1本塁打を含む6安打4失点、5三振3四死球で勝敗は付かなかった。打者23人に100球。打者としては2回に右前適時打を放った。チームは4―8で逆転負けして2連敗となった。

勝ち投手の権利をほぼ手中にしていた4回。先頭ストーリーは厳しいコースを攻めるも球審の手は上がらず、フルカウントから四球で歩かせた。続くマクマーンは厳しい判定でフルカウントとなった6球目、内角低めのスライダーを右翼席に叩き込まれた。これがこの日の100球目。交代を告げられると肩を落としてベンチに引き揚げた。

ロッキーズ戦は今季2度先発して1勝無敗、11イニング無失点だった。タティスが初回に20号2ラン。余裕を持ってマウンドに上がった。しかし、初回から苦しめられた。8球で二死を取って迎えた3番ブラックマンに3球で追い込んでから5球ファウルで粘られ、11球目で歩かせた。続くストーリーの2球目が暴投となって二死二塁。何とか左飛に抑えたものの、実に25球を要した。

2回は先頭マクマーンに中前打されるも後続を抑えて無失点。3回も二死後に安打を許すも3番ブラックマンを2球で二ゴロに片付けた。

しかし、4回に3連打で2失点。先頭ストーリーに右越え二塁打、続くマクマーンが右翼線適時三塁打、6番ロジャーズに中前に適時打された。5回は三者凡退としたものの、6回に被弾した。

カットボール、スライダーにキレがなく、追い込んでからファウルで粘られたのが痛かった。また、マクマーンに中前打、右翼線三塁打、右越え本塁打で3打数3安打3打点と完璧にやられた。

降板後にベンチで悔しさを爆発させたダルビッシュ。次回登板は20日(同21日)の本拠地でのレッズ戦と発表されている。しっかり、修正してくるだろう。秋山翔吾外野手(33)との今季初対戦にも期待だ。

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