エンゼルス・大谷が6試合ぶりの18号 打球速度186・6キロの光速弾

8回、18号ホームランを放ちチームメートに迎えられた大谷(ロイター=USA TODAY Sports)

エンゼルスの大谷翔平投手(26)は15日(日本時間16日)に敵地オークランドでのアスレチックス戦に「2番・DH」で先発し、8回に6試合ぶりとなる18号を放ち、4打数1安打1打点だった。打率2割6分7厘。チームは4―6で敗れて2連敗。33勝34敗で借金1となった。

敵地オークランド・コロシアムのファンが騒然となったのは8回だ。2―5と3点差の二死無走者で大谷は4度目の打席に入った。マウンドは2番手の左腕ルサルド。カウント3―1からの5球目、ど真ん中の98・1マイル(約158キロ)の直球を完璧に捉えた。打球速度116マイル(約186・6キロ)で打ち出された白球は高々と上がると右翼席に飛び込み、大きく弾んだ。6試合ぶりの18号は429フィート(約130・7メートル)の特大弾。左腕からは今季6本目だ。これで本塁打争いトップのブルージェイズ・ゲレロと4本差とした。

相手先発は右腕モンタス。ここまで13打数6安打、2本塁打、7打点と得意にしている。しかし、初回一死無走者はカウント1―2から外角低めのスプリットを引っ張り、二ゴロ。俊足を飛ばして一塁を駆け抜けたが、間一髪でアウトだった。

アップトンの中前適時打で1点を先制した直後の3回一死一塁はフルカウントからの7球目、96・5マイル(約155キロ)の内角直球を強振。打球速度105マイル(約169キロ)の強烈なゴロは一塁手の正面に飛び、3―6―3の併殺となった。

2―2とした5回二死一、三塁はカウント2―2から真ん中低めのスプリットにバットは空を切った。

この2試合、捉えた打球が野手の正面に飛ぶ不運が重なったが4打席目で文字通り吹き飛ばした。ここから量産態勢だ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社