稲葉ジャパンよ、「地の利」を生かせ！ 巨人の原辰徳監督（６２）が１６日に、同日メンバーが内定した東京五輪野球代表「侍ジャパン」へのエールを送った。
球界を代表する名選手がそろった。巨人からは菅野、坂本、中川が選出。原監督は「我が軍からね、貢献してくれるとね」と期待感を口にすれば「一発勝負の中での独特のオリンピックというね、あまり味わったことのある人はいないわけだからね、そこは逆に、チャレンジ精神の中でやってもらいたいなと思いますね」と、かつて代表を率いてＷＢＣ連覇に貢献した名将としての思いも明かした。
母国開催のアドバンテージについても指摘する。「（大事なことは）いろんなものを利にするということでしょうね。今回に関しては地の利というのはあるし、どういうことでも利に変えるということはとっても重要なことだ思いますね」。指揮を執った２００９年のＷＢＣ・第２回大会を例に出し「敵の応援だって利にするぐらいの気持ちがないと。（敵地では）応援というのは遥かに韓国の方が多くてね。でもそれをやっぱり、我々も利で考えようということを思うと、いろんなことを利に変えられるというね。そういう考え方というのは必要だと思いますよ」と語った。
今回はホームグラウンドの日本開催。「侍ジャパン」にとっては最高の「地の利」を得た格好だ。名将の言葉通り、母国開催の恩恵を力と変え、悲願の金メダル獲得なるか。
