【大日本】グレート小鹿が完治報告「コロナなんかに負けてたまるか」 伊東竜二らの就業制限解除も発表

グレート小鹿

やっぱり不死身の79歳だ。8日に新型コロナウイルス陽性判定が発表された大日本プロレスのグレート小鹿会長(79)が16日、完治を報告した。また大日本はこの日、陽性確認と8日に発表した小鹿会長を含む伊東竜二(45)ら全7人の就業制限解除を発表した。

小鹿会長は5月下旬に微熱と軽いだるさを感じたため、横浜市の病院で検査を受けた結果、陽性と判定された。しかし熱は37度を超えず軽症と判定されたため、医師から自宅待機を命じられた。「ところが何の処方箋もなく、安静にしていなさいという指示しか出ないんだ。オイラは平熱が低いんで熱は37度程度だったけど、発汗と軽い頭痛に似た症状があったんで6月4日に『薬を出してもらえませんか』と病院に行ったら、そのまま入院だ。参ったよ…」と小鹿会長は深いため息をついた。

入院の間は8日の本紙記事を見た日本中の知人から「大丈夫ですか?」と電話が鳴りやまず、地元・北海道の一部では死亡説も流れそうになったという。ようやく10日に退院し、1週間の自宅療養を命じられた後に、晴れて16日に就業制限解除となった。現在は自宅で療養を続けている。

今回の感染を反省材料に22日と7月13日には、ワクチン接種も予約した。「極道の意地ですよ。ここまで長生きしたのにコロナなんかに負けてたまるかと思った。だけどオイラの場合は、高熱も嘔吐感もなく症状が軽かったのが、不幸中の幸いだった…。グレート小鹿79歳、生きています」と笑顔を見せた。

団体内にクラスターが発生したことについては「世間をお騒がせしたことは心からお詫び申し上げます。陽性と判定された選手、スタッフの回復具合も順調です。皆さんもくれぐれもお気をつけて。お年寄りは一日も早くワクチンを接種しましょう」と小鹿会長は仏様のような表情で語った。

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