特殊詐欺被害 計3回未然に防止 セブン―イレブン糸魚川能生インター店 県警本部生活安全部長が感謝状を贈呈

 県警本部生活安全企画課は、計3回にわたり特殊詐欺被害を未然に防いだとして、糸魚川市寺山のコンビニエンスストア「セブン―イレブン糸魚川能生インター店」(伊藤なつ江オーナー)に対し11日、生活安全部長の感謝状を贈呈した。

 同課によると今年4月26日、70代の男性客が6万円分の電子マネー(POSAカード)を購入しようとしたため、特殊詐欺を疑った店員が声を掛け、警察に通報し未然に防止したもの。インターネット料金の架空請求の手口だった。

 同店は、今年1月、2月、4月の計3回にわたり特殊詐欺を未然防止し、糸魚川警察署から感謝状が贈られていた。3回目の未然防止となったため今回、増田宗隆生活安全部長が自ら同店を訪れ、伊藤オーナーに感謝状を贈った。

増田生活安全部長(左)から伊藤オーナーに感謝状が贈られた

 増田部長は「仕事が忙しい中での目配り、気配り、声掛けの結果が、3回の未然防止につながっている。県内各地で被害が発生する中、高い防犯意識は良い手本となる」などと評価し、オーナー、店員に感謝した。

 伊藤オーナーは「身に余る表彰。これからも、お客さまが被害に遭わないようにできる限り、頑張りたい」と話した。

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