沖縄で新たに115人がコロナ感染 人口比ワースト続く(6月17日朝)

 沖縄県は16日、新たに10歳未満から80代までの115人の新型コロナウイルス感染を確認した。累計は1万9784人。前週と同じ曜日を13日連続で下回ったが、直近1週間の10万人当たりの新規感染者数は62.17人と依然全国ワーストが続いており、2位の東京都(18.83人)と比較しても大きな開きがある。

 新規感染者の年代別は多い順に40代24人、50代19人、60代17人、20代14人などで、未成年は10歳未満9人、10代8人。市町村別では那覇市26人、沖縄市18人、うるま市17人などだった。

 推定感染経路が判明しているのは115人のうち61人で、家庭が最多で34人、職場11人、施設7人、友人知人3人、飲食2人、その他4人となっている。

 米軍関係は新たに1人の陽性が県に報告された。

 15日から運用が始まった県の「広域ワクチン接種センター」の6月分の予約状況は、16日午後3時現在で宜野湾市のコンベンションセンターが62.1%と空きがある。22日から接種が始まる那覇市の県立武道館は予約が全て埋まっている。

 企業などでの新型コロナワクチンの職域接種は16日午前9時現在で県内から20件の申請があり、国がそのうち15件を承認した。【関連ニュース】
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