Koki,の女優デビューがホラー映画になったワケ 工藤静香が「棒演技」危惧か

異例の初主演で女優デビューするKoki,

木村拓哉(48)と工藤静香(51)夫妻の次女で、モデルのKoki,(18)がホラー映画「牛首村」(公開日未定)で女優デビューすることになった。日本の芸能界には目もくれず世界を目指してきたKoki,がホラー映画とは意外な選択だが、これは〝プロデューサー〟静香が深謀遠慮をめぐらせた結果だった。

監督を務めるのは映画「呪怨」シリーズで知られるジャパニーズホラーの巨匠・清水崇監督。「牛首村」は「犬鳴村」(20年=三吉彩花主演)、「樹海村」(21年=山田杏奈、山口まゆ主演)に続く、「恐怖の村」シリーズの第3弾だ。

女優デビュー作にして初主演とは大抜擢に見えるが、それがKoki,となれば話は違ってくる。

「デビューしてからブルガリやシャネルなどハイブランドのアンバサダーを務め、世界進出を見据えて活動してきました。だからこそ女優デビュー作が日本のホラー映画となり、驚きました。しかもシリーズの3作目。今までのKoki,からは考えられません」(映画関係者)

確かにKoki,にホラーのイメージは全くない。なぜこのような形で決着したのか?

「女優デビューするにあたって失敗することは許されず、主導権を握る静香が熟考に熟考を重ねた結果です。もちろんいきなりハリウッドデビューできればよかったのですが、そう簡単に話が進むわけはない。そこで『THE JUON/呪怨』で全米興行成績1位を獲得するなど世界でも有名な清水監督に白羽の矢を立てたのです」(前同)

最近の日本の映画界はアニメ、もしくは漫画を原作にした恋愛映画が猛威を振るっているが、世界ではジャパニーズホラーが注目されている。

「静香、Koki,が視野に入れている世界進出という意味では、現状では最良の選択と言えそうです」(前同)

ただ最も心配されるのが、Koki,の演技力だろう。未経験のためまだ何とも言えないが、業界では今から「本当に大丈夫?」という声が噴出しているのだ。

「イベントなんかでは司会者との受け答えもなく、一方的に用意されたセリフをただただ一生懸命に言っているという印象。そのセリフも抑揚なく、単に棒読みでしたからね」(イベント関係者)

そもそもセリフが棒読みになってしまうのは、普通に日本で生まれて暮らしてきた同世代よりも、日本語に触れてきた機会が少ないからだ。

「幼少期にインターナショナルスクールに通っていたKoki,はネイティブ並みに英語ができます。家で姉のCocomiと話す時は英語のことも多いとか。時にはそこに静香も交じり、3人で英語で会話することもあるそうです」と芸能関係者。

日本語のセリフ回しが得意でないからこそ、ホラー映画を選んだのではとうがった見方もされている。

「ホラー映画は『キャー!』と怖がるシーンも多く、そこを宣伝などに使われることが多い。セリフというよりは、表情の演技や感情表現などがキーになるので、セリフ回しに不安があるKoki,のデビュー作としては打ってつけ。日本でのデビュー作を成功させてから、海外に打って出るという青写真です」(制作会社関係者)

モデルとしてだけではなく、女優としても世界進出――Koki,、そして静香の野望は果たして実現するか?

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