Rマドリードがブラジル人FWビニシウスら3人の五輪派遣を拒否 久保建の五輪参戦にも影響か

ビニシウス・ジュニオール(ロイター)

スペイン1部レアル・マドリードが所属するブラジル出身で東京五輪候補のFWビニシウス(20)、FWロドリゴ(20)、DFエデル・ミリトン(23)の派遣を拒否したと同国紙「アス」が伝えている。

同紙はブラジルの「TNTスポーツ」の情報をもとに、7月23日から8月8日まで開催される東京五輪にブラジル人3選手の参加を許可しなった報道。このため、ブラジルサッカー連盟(CBF)は五輪代表候補リストから3人を削除したという。

ブラジル五輪代表を率いるアンドレ・ジャーディン監督(41)はかねてRマドリードでプレーする3人の参戦を熱望し「ロドリゴ、ビニシウス、ミリトンが来ることが重要だ」とコメントしていた一方、「Rマドリードが常に明確にしている方針のために、彼らを迎えることは非常に難しいことを知っている」とも話していた。

すでにブラジルは五輪に向けてオーバーエージ枠での選出をもくろんでいたFWネイマール(29)とDFマルキーニョス(27)についても、所属するフランス1部パリ・サンジェルマンに拒否されるなど、リオデジャネイロ五輪金メダルに続く連覇に向けてベストメンバー編成は難しい状況だ。

また、Rマドリードが契約元となる東京五輪世代のU―24日本代表MF久保建英(20=ヘタフェ)は来季もレンタル移籍する方針とあって現時点でクラブ側も五輪出場を容認するとみられているが、果たして22日発表の五輪メンバー入りを果たし、クラブから正式な参戦許可は出るのだろうか。

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