犬のように、猫を連れて散歩をしたいと思ったことのある飼い主は多いのではないでしょうか?もし散歩をさせるならどのようなことに気をつければいいかをまとめました。
猫に散歩は必要?
生まれた時から室内飼いの猫はあまり外に出たがらないですが、野良猫出身などかつて外で過ごしたことのある子や好奇心が強い子の場合、「外に出して!」と飼い主にせがんでくることがあります。
「外の世界」は猫にとって安心なのでしょうか?
メリット
・猫のストレス解消
・運動不足の解消 など
デメリット
・ノミやダニに感染する場合も
・事故に遭う可能性 など
喧嘩に巻き込まれたり、事故に遭ったり、植物や化学物質を口にして中毒を起こしたりと、「外の世界」は猫にとって危険がいっぱいです。
もし猫を外に出したい場合はしっかりと準備をして、飼い主が猫から目を離さないことが大切です。
猫の散歩に必要なものと注意点
(1)ハーネス
散歩をするために、まずはハーネスとリードを用意しましょう。
ハーネスはなるべく猫が動きやすいものを選んでください。また購入前に首や胸周りのサイズをきちんと採寸しましょう。装着時に指が1〜2本入るサイズがぴったりです。
病院へ連れて行く時や、万が一の災害の時にも役立ちますよ。ハーネスを嫌がる子もいるので、散歩をさせる前に慣らしておくことが大切です。
またハーネスにはさまざまな形状があります。用途に合わせて選ぶようにしましょう。
・紐タイプ
動きやすくてサイズ調整も簡単ですが、抜け出しやすいので散歩には不向きかもしれません。
・ベストタイプ
服のように着せるため脱げにくいですが、猫には少し窮屈かもしれません。デザインが豊富なのも魅力です。
・ダブルロック
肩と胴の2か所で固定するため、もし肩の部分が抜けても胴の部分でしっかりと固定しているので安心。
(2)ペット用カート
猫を散歩させたいけれど、外に出すのは不安と思っている人にオススメなのがペット用のカート。
カート・リュック・キャリーバッグの3WAYタイプのものもあります。
(3)迷子札やマイクロチップ
もし散歩途中にハーネスが外れて猫が逃げ出したときのことを考え、迷子札をつけておきましょう。
確実な身元証明になる「マイクロチップ」を装着しているとさらに安心です。
(4)予防接種
“猫を散歩させる=伝染病のリスクが高くなる”ということです。伝染病に備え、予防接種はきちんと受けましょう。
(5)ノミやダニの予防
公園や街路樹などを散歩させる場合は、ノミやダニがつく可能性が十分にあります。梅雨の時期から夏にかけてノミやダニの活動が活発になるので、早めに予防してあげてください。
(6)避妊・去勢手術
“行方不明になっていた飼い猫が妊娠して戻ってきた”という話を聞いたことがありませんか? もし外に出すことを考えているなら、万が一に備えて避妊・去勢手術を受けましょう。
ハーネスに慣れてから家の敷地内よりスタート
ハーネスに慣れたら、まずは家の敷地内など身近なところから始めてみましょう。
敷地外へ出る場合は工事現場など大きな音が出るところは避け、交通量の少ない道を選びましょう。
散歩のルートに犬や野良猫がいないかを確認するのも大切です。散歩をさせる前に下見をしておくと安心ですね。
室内で猫のストレスを解消させるには?
散歩はさせたくないけれど、家の中で猫のストレスを解消させてあげたい! そんな飼い主さんにオススメのグッズを紹介します。
(1)窓用ベッド
こちらは、強力な吸盤で平らな窓に固定するだけなので付け外しも簡単。日向ぼっこをしながら窓の外を眺められるので、ストレスも解消されるはず!
猫がすっぽりと隠れられるドームタイプやハンモックタイプ、猫の裏側が愛でられる透明カップのハンモックなど、さまざまな形があり、価格も3,000円〜5,000円前後とお手頃です。
(2)キャットタワー
高いところから見下ろしたり、上下運動をしたりと、猫はキャットタワーが大好き。
突っ張り式の大型なものから、据え置きのコンパクトタイプまで、いろんなキャットタワーが販売されているので、部屋の広さやインテリアに合わせて選んでくださいね。
(3)キャットウォーク
猫が室内で運動できるよう、壁などに取り付けるキャットウォーク。室内の壁を有効活用できるほか、猫の運動不足解消にも役立ちます。
吊り橋タイプや猫の裏側を楽しめるアクリル板などを使った透明タイプ、足場やハウスなどがセットになったものなど、こちらも多数の種類が販売されています。
腕に自信がある人は自作するのもオススメですよ。
まとめ
今回は猫の散歩について紹介しました。私も猫と一緒に散歩したいと思ったことはあるのですが、ウチの子たちはみんな臆病なので自宅でストレス解消できるようにしています。
※猫ちゃんお写真、ご協力いただきありがとうございました!