【ドラッグストア協会】コロナワクチン手技研修を開催/千葉大学の協力で60名規模

【2021.06.17配信】日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は6月17日に定例会見を開き、7月4日にコロナワクチンの手技研修を行うことを発表した。千葉大学の協力の下、行う。

日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は6月17日に定例会見を開き、7月4日にコロナワクチンの手技研修を行うことを発表した。

新型コロナウイルス対策に有効なワクチン接種が全国で急ピッチに進められる中、接種における薬剤師の役割では、予診サポートはじめ、薬剤服用歴の確認や副反応等に関する事前説明、 ワクチンの希釈及びシリンジへの充填、接種後の状態観察などの業務がある。

こうした中、JACDSでは、国立大学法人千葉大学の協力を得て、JACDS所属の薬剤師を対象に、ワクチン調製手技に関する研修を行うことにした。

主催は一般社団法人日本チェーンドラッグストア協会で、国立大学法人千葉大学との共催になる。
7月4日(日)の午前と午後、各1回で計60名を想定する。会場は千葉大学亥鼻キャンパスの千葉大学薬学部創立120周年記念講堂(千葉市)。
研修修了を証明する「認定証」をJACDSとして発行する。
参加者募集は会見同日の6月17日(木)から会員企業に案内する。

JACDSは今後も、全国各地域の薬科大学や薬学部設置大学において、同様の研修実施を検討していく方針。
JACDS事務総長の田中浩幸氏は、「中長期的な薬剤師の役割としても生活者に機能を示していくことにつなげたい」と述べた。
また、千葉大学関係者は「これまでも薬学部では生涯教育を支援してきた。今回もその一環としてお受けした」と話した。

コロナワクチンに関しては職域接種も始まっているが、JACDS加盟各社同士で協力した職域接種の希望が加盟会社から寄せられているとしつつも、「現時点でJACDSが主導した職域接種は考えていない」と話した。

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