北川景子が「リコカツ」クランクアップ!「見ている方にも“そうきたか”と思っていただけるような結末にできた」

TBS系連続ドラマ「リコカツ」(金曜午後10:00)で主演を務める北川景子が、約4カ月にわたる撮影を終え、クランクアップを迎えた。

ドラマは、現代ならではの価値観と時代が変わっても普遍的な男女のもめ事を、“リコカツ”というキーワードを通じて描き出す“離婚するかもエンターテインメント”。運命的な出会いをしたファッション雑誌の編集者・水口咲(北川)と、航空自衛隊に編成されている航空救難団の隊員・緒原紘一(永山瑛太)が、交際ゼロ日で結婚するが、結婚生活数日にして離婚を決意。離婚を契機に本当の恋愛が始まるオリジナルのラブストーリーだ。

第9話では、ついに咲と紘一が互いの気持ちを確かめ合い、6月18日放送・最終回で2人がどんな結末を迎えるのか注目されている。主演を務め上げた北川は「瑛太さんと休み時間に脚本を読みながら“この場面はこうした方がいいのではないか”など意見を交わし合って、プロデューサーさんとも打ち合わせを重ねて、みんなで『リコカツ』を築き上げてきた感覚があります。最終回も話し合ってみんなで作り上げてきて、こうしてクランクアップを迎えることができたのでとても達成感があります」と笑顔でコメントし、「ホームドラマはこれまでにやったことがなかったので、難しいなと思いながらやってきたところもあるのですが、等身大の人間らしい自然体な役を演じることができ、とても楽しかったです」としみじみ語った。

気になる最終回については「9話の最後に再び一緒に歩んでいくことを決めた2人ですが、相手のために変わると言う2人が、本当に変われるのかということが10話の見どころの一つになります。自衛隊は単身赴任されている方も多いと思うんですけど、それができない紘一と仕事を諦められない咲。お互いが好きで一緒にいたいと思う中、どうやって折り合いをつけて解決するのか。これまで男女の関係や仕事と家庭の両立という部分をリアルに描いてきたドラマだからこそ、奇麗事で終わらすのではなく、見ている方にも“そうきたか”と思っていただけるような結末にできたと思います」と自信を見せる。

さらに、「全10話で一番お伝えしたかったのは、夫婦の数と同じだけ夫婦の形があって、家族もそれぞれの家族の形があるんだということでした。そんなメッセージがこもった最終回になっていると思います。自分自身、共働き夫婦でお互い仕事を持っているので、仕事に集中していると家族に向き合う時間が取れなくなってしまうというのはすごく共感できるところでした。今回連続ドラマの主演をさせていただいて4カ月間家を空ける時間が長かったので、自分の親や相手の親、そしてもちろん夫にもいろいろと協力してもらって支えてもらったので、あらためて家族に感謝したいなと思いました」と役柄に自身の境遇を重ねながら、無事撮影を終えたことに安堵した様子を見せた。

そして「皆さまに応援していただけたことで『リコカツ』がより成長し、全話のマラソンを走り切ることができたと思うので、見守ってくださったファンの皆さまには本当に感謝しております。最後までお付き合いいただけたらうれしいです」とメッセージを寄せた。

最終回・第10話では、互いの気持ちを確かめ合った咲と紘一は、あらためて交際をスタート。大切なマンションを売ったことを後悔する2人のため、弁護士・青山貴也(高橋光臣)は買い戻しの交渉を試みる。すると、直接事情を聞きたいと買い主自らマンションにやって来る。

そんな中、咲は3年間のパリ研修の話を受けるかどうか悩んでいた。ようやく手にしたチャンスだが、紘一との新たな生活のことを考えると、なかなか答えを出せない。もし研修を受けるとしたら、水無月連(白洲迅)の新しい小説が完成した後で、時間は迫っていた。一方、パリ研修の話を連から偶然聞かされていた紘一は、咲のためにと悩んだ末に、ある決意を秘めていた。互いの幸せを優先しようとする咲と紘一は、どんな選択をするのか? 咲と紘一が2人で考えた、2人が目指す“理想”とは?

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