アミュ大屋根下で体操 宮崎市、施設協力で定期教室

JR宮崎駅前の「アミュひろば」で開催されている「あおぞら教室」

 宮崎市は「宮崎いきいき健幸体操」の普及を目指そうと、大型商業施設「アミュプラザみやざき」を運営するJR宮崎シティ(黒川哲社長)と共同で、同市・JR宮崎駅前の「アミュひろば」を会場に「あおぞら教室」を開いている。市は20年にわたり、介護予防目的の高齢者を対象に公共施設などで健幸運動教室を開いてきたが、今回は初めて年齢を問わず誰でも参加できる教室として開設。繁華街とあって注目度も高まり、大勢の参加が期待できそうだ。
 「健幸運動教室」会場の一つ、市総合体育館が新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場になったため、4月は隣接する宮崎中央公園を使用していたが、雨天時の対応などの問題に直面。新たな会場を確保しようと、JR宮崎シティに相談すると、「地域貢献になれば」と大屋根を備えたアミュひろばの使用を快諾された。
 同ひろばでの教室は水曜午前中に開催。誰でも無料で参加でき、午前9時半~10時半は体力に自信のない人や初心者向け、同10時半~11時半は通常の教室となる。誰もが楽しめるようにと、市健康づくり推進協議会メンバーがサポートする。
 開催初日の16日はあいにくの雨となったが、高齢者を中心に31人が体操を楽しんだ。体操初体験の同市堀川町の民生委員白坂千穗子さん(71)は、「開放感がありすがすがしい気持ちになれた。地域の人たちにも伝えて参加を呼び掛けたい」と話していた。
 黒川社長は「健康づくりに利用してもらえうれしい。参加者の年齢層が広がりコミュニティー形成の拠点になることを願っている」と語る。
 今後の開催日程は23日、7月7、14、28日。8、9月は開催前月の初旬に発表し、10月以降は参加者の意見を集約して開催方針を決める。

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