政界引退・山尾志桜里氏の今後…古巣・立民議員は「自民党に擦り寄り来年の参院選に出馬するのではないか」

山尾志桜里議員

国民民主党の山尾志桜里衆院議員(46)が17日に政界引退を表明したことを受け、永田町では「来年の参院選で自民党に擦り寄るのではないか」の衝撃情報が流れている。

「私には政治家とは別の立場で新しくスタートしたいことがあります」

自身のユーチューブ公式チャンネルでこう前向きに話した山尾氏の政界引退表明をめぐっては「残念だ」と惜しむ声が上がっている。

一方で、古巣・立憲民主党関係者は「山尾氏はしたたかですよ。冷却期間を置いて政界に戻ってくるはず。バレバレですよ」と反発した。

山尾氏は昨年の国会で行われた新型インフルエンザ等対策特別措置法改正案の採決で立民が賛成したのに対して、同党に所属していながら反対票を投じて造反し、離党し玉木雄一郎代表(52)が率いる国民に入党した。

立民議員の間では山尾氏のこうした政治姿勢をいまだに良しとしないと考えている。

「山尾氏は政界を引退した後、テレビなどのメディアに出まくり、野党批判を展開するのではないのか。自身のロンダリングを済ませたあとは、来年の参院選で自民党に擦り寄り、〝菅・自民〟から出馬させてもらう計算をしている可能性がありますよ」(立民議員)

この日、山尾氏は支援者に向けた文書で「いずれにしても、任期の間は引き続き、立法府の一員としての仕事に一生懸命、取り組んでいくことを改めてお約束します」とつづったが、本当にこのまま政界を引退するのか。

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