モンスター・井上尚弥に「セレブアスリート本田圭佑を目指せ!」の緊急エール

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井上尚弥

WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(28=大橋)にボクシング界の将来が託された。IBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)との防衛戦(19日=日本時間20日、米ラスベガス)を控え、〝モンスターに勝った男〟が緊急エール。サッカー元日本代表MF本田圭佑(35)の姿を目指せというが、いったいどういうことか。

米国入り後も順調な調整を続ける井上にエールを送るのが、駒沢大ボクシング部でコーチを務める林田太郎氏(31)だ。アマチュア時代の2010年、全日本選手権ライトフライ級決勝で井上を下したことで〝井上に勝った男〟としてたびたびメディアに取り上げられてきた。

当時のことを「井上選手は高校2年で僕が大学3年。年齢差もあり、まだフィジカルがそこまで強くなくてそのアドバンテージをうまく活用できた」と振り返る。

ダスマリナス戦もKO勝ちを予想する一方、「実は僕自身、(19年11月の)ノニト・ドネア戦で12ラウンド(R)フルで戦う姿を初めて見た。長く戦えばアクシデントが起きる可能性があり、実際に2Rで右眼窩底の骨折。でも見事な根性で戦い抜いた。そんな姿をアマの3分3Rでは引き出せなかったし、プロでも短いRではなかなか見られない。だから長いRを戦う姿も見てみたい」とド根性全開のモンスターを熱望する。

ボクシング界のために期待する姿もある。「サッカーの本田圭佑選手のようになってほしい。実はボクシングは小さい子にあまり人気がない。危険ということもあるんでしょうが、やはり稼ぎがよくないというイメージがあると思う。だから井上選手には大金をつかむところ、さらに高級車に乗ったりするようなところを見せてほしい」

つまりゴージャスな姿を発信し続ける本田のように、億超えのファイトマネーを誇る井上にも〝セレブ感〟を積極的に出すことで夢を与えてほしいという。

さらに林田氏は、井上の現役後についても注目する。例に挙げるのが、6階級制覇王者マニー・パッキャオ(42=フィリピン)の姿だ。「本人は嫌がると思うんですが、パッキャオみたく国を動かすほどの政治家になったり、とにかくそんな高みまで上り詰めるの?っていうくらいの姿を見せてくれればボクサーを目指す人が増えてくれるはず。それができるのが井上選手だと思う」。ボクシング界の可能性を広げる奮闘を期待したいところだ。